最近のスピ系ビジネスが
様変わりしてきていることに
気が付いたのが最近のこと・・・
例の宗教二世の事件以降、
霊感商法の取り締まりが強化されて
怪しげな除霊系のビジネスは、かなり
縮小されてきたことはありがたいのだが、
どこにでも隙間をついて金儲けをしようと
する連中はいるもので・・・
昨今のスピ系ビジネスが、どうやら
様変わりしてきている・・・
そして、以前からも心配していた
いわゆる『生きずらい人』をターゲット
にした『弱者ビジネス』も目立つように
なってきた。
懸念していた通り、発達障害がある人や
グレーソーンの人、あるいは何かしらの
パーソナルの問題や、発達性トラウマを
抱えている人をターゲットにしたビジネス
が横行してきたようだ・・・
以前は『生きづらさ』の理由に
ご先祖様の祟りとか、未浄化の霊が
憑いているとか、地縛霊の仕業です！とか
そうしたいわゆる『恐怖』を煽って
高額な除霊費用を請求するような手口や、
何かしらのパワーグッズ（絵画、ツボ、
ブレスレット、パワーストーンなど）を
高額で買わせる手法が主流だった。
あるいは、貧しい生活から抜け出したい！
就職しても続かない！仕事が続けられない！
そんな人に『金持ちになれる手法』とか
『運が良くなる法則』とか、あるいは
なにがしかの商材ビジネスを売り付ける
マルチなビジネスも主流だった。
（キラキラ起業女子が引っかかってたやつ・・・）
それがコロナを機会に様変わり
してきているのだ・・・
（もちろん、霊感商法の取り締まりが
厳しくなってからもある）
昨今の手口は・・・
『持ち上げ商法！』
『ほめ殺し商法！』
『選ばれた人ビジネス！』
・・・とでもいえばいいのだろうか・・・
いわゆる『恐怖』を煽って
なにがしかのものを買わせることは
違法性が強い！ということになるので、
反対に『褒める』『持ち上げる』
『特別視する』『選ばれし人扱いする』
ような手法に変わってきている。
ようするに、『気分良くして』
財布のひもを緩めようという作戦。
「あなたには神様がツイています！
貴方は特別なお役目がある、選ばれた
人です。こんなに霊感の強い人に
出会ったことがありません！」
とか・・・
「あなたには、神様の御遣いが
ツイています！あなたの今までの苦労は
人々を救うためのいわば修行だったのです！
これからは何をやっても成功します！」
とか・・・
自分に自信が無く、何をやっても
上手く行かなかった人たち・・・
あるいは、人から褒められたり、
認められたり、持ち上げられたり
したことのない人たち・・・
こんな人がいきなり『特別な人』
と言われたらどうだろうか？
人気のあるとされる霊能者（自称）や、
占い師たちから、『アナタは特別な人』と
うやうやしく頭を垂れられる。
モテない女子が、ホストクラブで
お姫様扱いされて、高額なシャンパンを
入れてしまうなんてことと似たような
現象がそこには起こる。
『怖がらせて何かしらの
高額な出費をさせる』
手法から・・・
『持ち上げて、いい気分にして
高額な投資をさせる』手法に
切り替わってきている・・・
褒められて、認められて、持ち上げられた
本人は『良い気分だから、喜んで投資してくれる』
（まあ、いわゆるご祝儀とか、投げ銭的に・・・）
相手に自分が『施す』という優越感も味わえる。
こうして、持ち上げられて
良い気分になった人がカモにされる。
そう・・・
自己愛気味なメンヘラさんほど
この手法に引っかかるよね・・・
（自分を認めてほしい！特別扱いされたい！
褒められたい！ちやほやされたい！から・・・）
ここで一度味わった快楽は忘れられず、
幸せホルモンの分泌を促すために
こうした手法の『褒め持ち上げ霊感商法』
にまたたくまにのめり込んでいく・・・
そういうのは、
自己肯定感が低い人の特徴・・・・
自己肯定感が低いと、こうしたビジネスの
カモにされやすい・・・
そして、カモにされたことにも
気づきにくい！
気づかないから、訴えられない！
よく考えられてるわ
・・・と思う。
こうして誰かの『推し霊能者』に
なってしまえば、ほっておいても
カモたちがお金を運んでくれる。
来るたびに、『持ち上げておけばいいのだ』。
恨まれもしないし、訴えられないし、
ちょろい儲けだ！
・・・ということなんだろう。
まあ・・・本当に・・・
人の弱みに目をつけて
金儲けをたくらむ連中の脳は
どんな作りになっているんだろうか・・・
次から、次へとよく思いつく・・・
スピ系ビジネスは、様変わりしている！
ちょっと注意が必要だな・・・
そして、どんなに手法が様変わり
しようとも、引っかかる根底に
あるものは『自分の足元の問題』
なんだよね・・・
臭いものに蓋をして、自分の問題と
向き合わない限り、詐欺師たちは
あの手この手で騙そうとしてくる。
それに引っかかる・・・
そんな引っかかる人たちの
駆け込み寺にされるのも、
いい加減ウンザリしてしまう
今日この頃・・・
