怒る人は、周囲をコントロールしたい・・・らしい。 | 古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

古民家の雑貨屋さん『アート工房 風』です。
岡山県の和気町で雑貨屋&クラフト工房をしています。
古民家をリノべして、沢山の雑貨を展示販売できるSHOPにしました。
隠れ家的な工房の日々の暮らし、ちょこっとのぞいて見てくださいな。

先週の『ホンマでっかTV』で、怒りの感情

について、やってましたね・・・。

 

先生方のコメントでは、『怒る人』(怒りの感情を

周囲に表現する人)は、周囲をコントロールしたい!

という思いがあるそうです。

 

なるほど・・・

 

怒る人は、本当は周囲を

『自分の思う通りに動かしたいわけだ』。

 

 

パーソナル進化論(仮説)を研究していても

それは思いました。

 

特にA群・アグレッシブエリアの人たちは、

自分の感情を周囲に出すことをためらいません。

 

特に怒り、不満の感情を垂れ流します。

 

その『怒り』の感情をなぜ、人にぶつけるのか?

と考えていて、A群の人たちの愚痴の中に

その答えを見つけました。

 

A群の人たちの愚痴は、『不満』が中心だと

以前にも書きましたが、

彼ら、彼女らの愚痴が長々続くときは

共通の状態にあります。

 

それは・・・

『要求』を聞き入れてほしい時です。

 

自分の思うようにしてほしい。

自分の正当性を解ってほしい。

自分の心地よい方に改善してほしい。

自分の頼みを聞いてほしい。

自分を特別扱いしてほしい。

 

『不満』なわけですから、それを

『満足』にかえてほしいわけです。

 

つまり『要求』しているのです。

 

相手をコントロールしにかかっているのです。

 

 

『怒り』をあらわにすることで、自分の

『要求を通そうとしている。』のです。

 

要求にこちらが答えられないとなると、

説得は長々続きます。

 

説得とか、交渉と言えば聞こえはいいですが

とにかく『ごねる』のです。

 

最後にはこちらが根負けして

『ごね勝ち』にまで持ち込みたいのです。

 

聞き入れられるくらいの要求でしたら

さっさと引き受けてお帰りただいた方が

良いのですが、内容によってはそうはいかない

場合もあります。

 

例えば・・・

気に入らない人を排除してほしい!とか・・・

自分に都合の悪いルールを変えてほしい!とか・・・

他人に迷惑がかかる要求をする時です。

 

何時間粘られても、聞き入れられない

要求があります。

 

これについて、倫理的にそれはできない!

と反論するから、延々『愚痴』を聞かされる

ハメになるのです。

(なぜその人を排除したいか、延々と

語り始める・・・そもそも、人を排除するという

考え方が間違ってると気づかない・・・。)

 

もちろん、当の本人は

『愚痴ってる』つもりはありません。

 

正当な自分の『意見』を言っている

と思っています。

 

その認識のズレが解っていない。

 

相手を『うん』と言わせるまで粘るから

話が長くなるのです。

 

 

世の中で『怒れる老人』とか

『あおり運転』とか

『怒鳴る人』『因縁をつける人』とか

『カスタマーハラスメント』みたいに

クレームをつける人とか・・・

 

その『怒り』を表現することをためらわない

人たちの多くがA群・アグレッシブエリア

のパーソナルの人たちではないか?と思われます。

 

元々、そうした『怒りやすいパーソナル』

言えるのかもしれません。

 

自己愛性パーソナルを脱ぎ捨てて、

自分をコントロールする術を見つけた人は

その『外に向かうエネルギー』を良い方へ

生かすことが出来ているように思います。

(営業でTOPとか、接客業でTOPとか・・・)

 

怒りを『他者のコントロール』に使うのではなく

『己のコントロール』に使えば、機動力を生む

エネルギーに使えるのですが、それを

解っていない人は、『他者』に向けて使います。

 

これが、世の中のトラブルの原因かと思います。

(怒れる老人も、あおり運転も・・・)

 

人間関係のトラブルが重なっていった先に

『パーソナル障害』が起こるのだとしたら、

むしろその『パーソナル障害』のほうが問題です。

 

生きづらさを抱えた先に、『パーソナル障害』

重ね着状態になるのですから、社会から

反発される率も高くなるでしょう。

 

 

よく、犯罪の挙句に精神鑑定を行ったら

大人の発達障害が見つかったなんて報道もありますが、

あれは『発達障害』があるから、『犯罪者』になるというような

印象を与えがちですが、問題なのは発達障害に起因する

『パーソナル障害』のほうだと思うのです。

(発達障害=犯罪を起こしやすい…ではない!)

 

昨今では、幼児期に発達の検査が

行われるようになり、早期に発見され、

療育の早期着手が進められるように

なりましたが、一昔前までは『発達障害』って何?

の世界でした。

 

認識されていない『新しい病』というような

扱いでした。

 

さらにそれ以前は、『変わり者』

『変人』 『普通じゃない人』…などと

差別の対象になっていたのかもしれません。

 

生まれつき認識できない部分がある、

生まれつき苦手な部分がある、

知能に問題が無い場合は(むしろ高知能だったり)

特にわかりずらく、見過ごされてきた発達障害を持つ

人も大勢いるかもしれません。

 

大人になって問題行動が指摘され、検査を

受けたら発達障害と診断されたなんて人も

結構います。

 

問題なのは、『発達障害』ではなく、

それに起因して『できないこと』があり、

それがもとで周囲から排除されてきた挙句に

身についてしまった『パーソナル障害』のほう・・・

 

 

『怒れる人』をみていると、それが

アスペルガーであれ、カサンドラ症候群であれ、

あおり運転であれ、愚痴る人であれ・・・

『同じに見える』のは・・・

 

『パーソナル障害』

引き起こしているからでは?

と思います・・・。

 

様々な生きづらさの根底には、

生まれつきの能力の差と、

生まれついた性格の傾向があり、

それに起因した『周囲からの排除』

(いじめ・仲間外れ)を経験していて、

そのことにより『過剰防衛』の状態にある

・・・のではないか?

 

・・・と・・・おもいます。

 

怒りとは、防衛本能と前回も書きましたが、

まさに『怒れる人』は『戦う人』であり、

『周囲をコントロールしようとしている人』

なのです・・・。

 

何のために?

 

『自己防衛』のためにです・・・。

 

 

その過剰なまでの『防衛行動』

裏には、どんな人生があったのでしょうか?

 

こうした『怒れる人』

武装解除をするためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

親子(母子)の問題に始まり、

様々な人間関係のトラブルの裏に、

こうした『自己防衛(過剰防衛)』があるのだとしたら?

 

何か解決策も見つかりそうな気がしますね・・・。