ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
今日は「食と向き合う私の考え」について、少しお話させてください![]()
私は「できるだけ安全で、やさしい食」を大切にしています。
でも、「無添加じゃなきゃ絶対ダメ」「オーガニックじゃなきゃ絶対ダメ」とは思っていません。
暮らしの中で、無理なく、心地よく取り入れられること。
それが何より大事だと思っています。
たとえば節約のために、安さばかりを追いかけて体を壊してしまったら……
本末転倒ですよね。
実は結婚当初、節約のために1ヶ月の食費を2人で1万2千円でやりくりしていたことがありました。
1万2千円といってもお米と旬の野菜は実家から頂けたので、完璧な節約生活ではありませんでしたが。
特売のお肉や魚を買って小分けにしては冷凍し、使用していました。
閉店間際のスーパーへ行き、割引シールの貼られたお惣菜を購入していた記憶もあります。
調味料も業務用の大量で安く手に入るもの。
味より値段で決めていました。
とにかく安さを求め、特売、割引シールのついたものしか買わない。
そんな食費節約生活をした1カ月。
覚えているのは、肌がガサガサで、毎日クタクタだったこと。
20代前半だったので倒れずに済みましたが
あのとき初めて「食費ってケチっちゃダメなんだな」と気づかされました。
だけどその後も、あの食費節約生活の1カ月ほどではありませんが
家計を見直す際、減らすのはまず食費から
美容代や被服費、娯楽費の為に食費を削っていました。
産地や商品に関係なく、値段だけを見て購入する生活が、自分の体調を崩すまで続きます。
毎日の食事で、私たちは「何を食べるか」を決めています。
その選択をするのは、大人なら自分自身です。
値段だけでなく
「誰が、どんな想いで作ってくれたのか」
そんな背景にも、ちょっとだけ目を向けてみると
値段に左右されずに食を選ぶことができると思います。
私の実家は兼業農家です。
父も母も本当に働き者で、平日は会社勤め。
早朝や休日には田んぼや畑で、草取りや土づくり、種まき、植え付け、収穫までおこなっています。
自然相手の農業は、天候にも左右されるし、簡単ではありません。
作物を収穫するまでにかかる時間や手間は、ほんとうに想像以上です。
昨年から私は味噌や醤油を手作りするようになりました。
麹づくりから始めて、味噌や醤油になるまでに約1年かかります。
手間も時間もかかるけど、1から作る楽しさは何とも言えない楽しさがあります。
同時に手仕込みの難しさも理解できます。
自分で仕込むようになってからは
販売されている味噌や醤油が1,000円以上でも「高い」と思わなくなりました。
むしろ「これだけ素材にこだわっていて、手間と時間をかけて、この価格でいいの?」という感覚に。
手作りすることで食べ物への価値観が、大きく変わった気がします。
「食べることは、生きること」
よく言われる言葉ですが、ほんとうにその通りだと思います。
だからこそ食材を買うとき
「安いから」という理由だけで選ぶのではなく
「どうしてこれを選ぶのか?」と、少し立ち止まって考えてみる。
そんな人が少しずつでも増えていったら、うれしいなと思っています。
だからこそ、私の教室では、ただ麹料理や発酵食品を作るだけではなく
食材や調味料の背景や選び方についても
丁寧にお伝えしていきたいと思っています。
食を通して、自分を思いやるきっかけになりますように。
自分を思いやることは
やがて家族や、身近な人たちを大切にすることにもつながっていきます。
食を通して、そんなやさしい循環が広がっていくといいなと願っています。