ASD特有のこだわり行動は、
日常のあらゆることを無意識に
マイルールとルーティンにしています
そのマイルールとルーティンはＡＳＤに
とっての安心材料であり、自ら好んで
そうしています・・・そしてこの
マイルールとルーティンに沿って完璧主義
が同時に働いているのです
定型の方でも完璧主義の方は、珍しくは
ないですがASDの完璧主義は、全ての事
に対して完璧でなければという
度を越えた完璧主義なんです
定型の完璧主義者ですと、その日の流れや
前後の予定などを見て調整するものですが
ASDの完璧主義はどんなに疲れていても
どんなに体調が悪くてもマイルールと
ルーティンを崩さず融通が利かないので
周囲の人は、その大変そうな様子を見て
明日にしたら
など気遣って声をかけます
がASDはやらなければ気が済まないですし
やった方が精神的にも安定するのでそこは
気にせずやらせておきましょう
ただし、身体は疲れているのですから当然
のことですが完璧にこなした後はクタクタ
なのでイライラして周囲に八つ当たりを
しないようにマイルールとルーティンに
是非加えて欲しいと思います
こうして知的障害のないASDは違法行為
などの論外な事は別として周囲に対して
八つ当たりなどの迷惑をかけなければ
プラスに働くことも普通にありますので
完璧主義でも、さほど問題はありません
知的に問題が無ければ自分でできる事
ですので周囲に迷惑もかかりませんしね
問題なのは
知的障害を伴ったASDの完璧主義者です
自分一人では並みにできない事も多い中で
理解力や能力不足といった事もあり完璧に
こなす事がなかなか難しく成功体験が
積めないので自己肯定感が
とても育ちにくいのです
家の次女がこのタイプで
自分のイメージする完璧な状態はあっても
そこには努力や工夫が必要になってきます
が・・・その肝心なところは抜け落ちて
いるのでできないできないと自分で自分を
追い込んでしまうことも多く失敗体験を
積み上げてきました
更にそんな時は、感情もコントロール
できないので周囲に迷惑をかけてばかりで
困っていた時期があります
次女の対策としては
学校では、苦手な事でもやらなければ
いけないことが多いので全体的にハードル
を下げて貰い、好きな事や得意なことは逆
にちょっと頑張らなければできないように
レベルを上げてもらっていました
現在、通っている作業所では学校に
行っていた頃よりもかなり楽そうですよ
作業所では、自分にできるお仕事をさせて
いただいているので、黙々とこなし自信も
持てていますので学校にいた頃のような
実力を伴わない完璧主義のような奇妙な所
が目立たなくなりました
知的障害があっても、なくても
ASDのこだわりの強さはかわらないので
知的障害を伴う完璧主義者がいても
不思議ではありませんが、圧倒的に不利な
状態なので二次障害につなげない為にも
対策は必要だと思いました
完璧主義者はありのままの自分では満足
できない人がなりやすいそうです
完璧にすることで自分のレベルアップを
目指す事は決して悪い事ではないし
気持ちも分かるけれど
まあいっかができるように
なった方が生きづらさがへるだろうなぁ
最後までお読み下さり有難うございました
あけぼの🌅