今日は、

税理士さんとのミーティングもあり、

 

 

頭サッパリキラキラ

 

 

仕事もなんとか終わって、

スッキリと春休みを迎えられそうです照れ

 

 

高橋ナナですヒヨコ

 

 

 

 

さて、

 

 

昨日突然、

面白いことを思い出して、

 

 

どうしてもシェアしたいと思ったので、

今日はそれを書きます。

 

 

 

 

なんの役にも立たないかもしれないけれど、

 

 

もしかしたら、

 

 

これから起業したい人や、

 

今、第一歩を踏み出したばかりの人には、

 

めっちゃ勇気が出る話かもしれません 笑

 

 

 

 

これは、

 

2010年12月、

 

南米ペルーでのお話。

 

 

 

首都リマ。

 

 

 

 

インドのコルカタで出会い、

4ヶ月の遠距離恋愛を経て、

再度合流した、

付き合いたてホヤホヤの私と、現在の夫ヒロル(写真真ん中)、

 

 

 

同じくインドのバラナシで出会い、

南米で再会を果たした、

世界一周中のカネヤン(写真左)。

 

 

 

3人はリマで、

楽しい日々を過ごしていました。

 

 

 

ナスカの地上絵見に行ったとき撮った写真

 

 

 

この頃、

 

ヒロルの世界一周の旅は、

 

日本出国から早くも、

1年4ヶ月が経過していました。

 

 

 

 

時は2010年の年末。

 

12月30日。

 

 

 

 

ヒロルは、

あることを言いだしました。

 

 

 

 

「僕は、この旅中に、

何かビジネスを始めたいとずっと思ってるんだ。

 

だけど、1年4ヶ月も経つけど、

まだやってない。

 

今年ももう終わるから、

この目標をどうにか達成したい。」

 

 

 

 

そんな話を聞いた、

カネやんと私。

 

 

 

「じゃあさ、なんか売ろうぜ!」

 

 

 

3人ともノリノリで、

ヒロルのビジネスを考えていました。

 

 

 

 

そしたら、

カネやんが一言。

 

 

 

 

「オレさ、インドで『割り箸鉄砲』を売ってた日本人見たことあるよ!子供にバカ売れだった」

 

 

 

「お!いいね!じゃあそうしよう!」

 

 

 

商品決定。

 

 

 

なんと安易な・・・ 笑笑

 

 

 

 

 

知ってますか?

 

割り箸鉄砲。

 

 

 

これです

 

画像お借りしました

 

 

 

 

さっそく3人で、

チャイナタウンに出かけて、

 

 

輪ゴムと、

カッターと、

割り箸を調達。

 

 

 

 

カッターで、

流血しながら割り箸を切り、

 

 

割り箸鉄砲を作る男たち。

 

 

(わたしは出来ないので、

そばでずっとYouTube観てた)

 

 

 

 

20個くらい作り、

商品製作もそろそろ終盤に近づく頃・・・

 

 

 

いよいよ、

この頃すでにちょっとビジネスかじってた、

わたしの出番。

 

 

 

 「せっかくだから、商品になんか名前付けようよ!」

 

 

と提案。

 

 

 

 

みんなで割り箸鉄砲の商品名を考える。

 

 

 

 

「つか、スペイン語でピストルってなんて言うんだろ??」

 

 

「おぉ!『ピストーラ』だって!!」

 

 

「でもピストーラだけだとつまんないよね」

 

 

「日本のものだってことが分かるようにしたくない?すぐ中国人と間違われるし」

 

 

「じゃあ『ピストーラ・サムライ』ってどう??」

 

 

「イーーネーーーーチューチューチュー

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

まぁ・・・、

 

 

 

 

 

サムライは、

 

 

 

ピストル、

 

 

 

使わねーけどな!!!!

 

 

 

 

そう私の心が力いっぱい叫んだが、

 

おもろいからいっか!と、

同意した。

 

 

 

 

さっそく、

絵が上手いカネやんが、

販促ポスターを製作。

 

 

 

 

 

 

値段は、

3ソル(100円くらい)で決定。

 

 

 

3ソルは、

路上の安い食堂で1食、

こんな料理を食べられるので、

 

 

日本人の感覚だと、

400円くらいだと思う。

 

 

結構いい値段だ。

 

 

 

 

次の日の夕方、

 

 

大晦日で賑わうであろう、

セントロパルケ(中央公園)を目指す。

 

 

 

カネやんのポスターを、

前と後ろに貼って、

意気揚々と歩く、ヒロル氏。

 

 

 

 

 

これ、

サムライが見たら、

絶対怒るだろうよ。

 

 

 

 

私がサムライだったら、

間違いなく斬る。

 

 

 

 

ちなみに、

 

「JUGUETE JAPONES」は、

「日本のおもちゃ」という意味だ。

 

 

これは泊まっていた、

ゲストハウスのオーナーに聞いた。

 

 

 

 

大晦日で早じまいの店も多く、

閑散としてる、

セントロのそばの商店街。

 

 

 

ヒロルが、

 

「バンッッ!!」

 

と、効果音付きでカネやんを撃つ。

 

 

 

「うっっ!!!」

 

と、カネやんが苦しそうに倒れる。

 

 

 

 

彼らはそんな、

 

見てる方がいたたまれなくなるような、

身の毛もよだつ小芝居を始めた。

 

 

 

 

そんなんで、

お客さんが来るかよ!!!

 

 

 

 

そう思ったが・・・

 

 

 

 

 

 

 

あれ??

 

 

 

 

 

 

なんか、人が寄ってきてるし!!!笑

 

 

 

 

 

 

子供も寄ってきてるし!!!笑

 

 

 

 

 

お母さんに「買ってくれよ!」ってせがんでるし!!!笑

 

 

 

子供相手でさえ、

値引き交渉に一切応じないヒロル氏。

 

 

 

 

「まけてやれや!!」と、

私の心が叫んだが、

 

 

 

いや、

 

これは彼のビジネスだ。

 

口は出すまい。

 

 

と、

サムライのように口をつぐんだ。

 

 

 

 

どれくらい時間が経っただろうか、

 

気がつくとセントロは、

カウントダウンにやってきた人でごった返していた。

 

 

 

 

その頃なんと、

 

 

ピストーラ・サムライは

 

 

めでたく完売!!!!!!!

 

 

 

 

売上金。

 

 

 

 

異国の地で、

ビジネスを作った!!!

 

という達成感に浸りながら、

 

ニューイヤーの花火を見上げる3人。

 

 

 

 

 

めでたし、めでたし 笑笑

 

 

 

 

さて・・・

 

なぜ私がこの話をシェアしたいと思ったか。

 

 

 

 

それは、

 

 

商品を作ったものの、

 

 

「売るのが怖い」

 

「売れなかったらどうしよう」

 

 

起業時によく出てきそうな、

そんな言葉が、

彼の口から1回も出なかったことを、

 

まず伝えたかったからだ。

 

 

 

 

彼はそんなことには一切の気を散らさず、

 

 

1年で一番賑わう場所に乗り込み、

 

 

身の毛もよだつ小芝居を何度もやりきり、

 

 

大きな声で民衆に呼びかけ、

 

 

ろくに喋れもしない、

カタコトのスペイン語で接客し、

 

 

子供にさえ一切の値引きを許さず、

作った商品へのリスペクトを貫き、

 

 

もしかしたら、

 

「路上でもの売るな!アミーゴ!」って、

ポリシア(警察)から叱られるかもしれないというのに、

 

 

全てを売り切った、

 

 

 

という、

 

彼の集中力(もはや執念)を、

伝えたかったからだ。

 

 

 

 

ビジネスなんて言っていいかわからないくらい、

小さな小さなビジネスだ。

 

 

 

つか、

 

 

 

ビジネスというよりも、

 

ただの「ネタ」に聞こえるかもしれない。

 

 

 

 

だけど彼は、

 

異国の地で、

 

売れそうな物を瞬時に見抜き、

 

できるのことの中から商品を作り、

 

現地で仕入れをし、

 

利益を作るということを、

 

やってのけた。

 

 

 

しかも、

 

 

「ビジネスをやる!」と決めてから、

 

 

 

たった1日半という物凄いスピードで!!!笑

 

 

 

 

そして、これも伝えたい。

 

 

 

彼は、

これが、

 

 

初ビジネスだった。

 

 

 

 

だから、

 

私の中で、

彼は間違いなく、

 

 

 

 

『伝説の商人』の一人である。

 

 

 

 

彼の勇気を尊敬しているし、

 

 

 

何より彼は、

 

巻き込んだ私たちを間違いなく楽しませ、

素晴らしい経験をさせてくれた。

 

 

 

 

もし、

 

 

自分が作った商品を売るのが怖い・・・

 

 

売れなかったらどうしよう・・・

 

 

そんな不安に心がかき乱される人がいたら、

こう伝えたい。

 

 

 

まずは売ってみなはれ。

 

 

 

それでも不安が消えなかったら、

 

 

言葉もろくに通じない異国の地で、

商品を売った彼を思い出しながら、

 

 

こう呟いて欲しい。

 

 

 

 

 

『ピストーラ・サムライ』

 

 

 

 

 

この魔法の呪文を。

 

 

 

 

サムライは、

ピストルを使わない。

 

 

 

最後まで、

この矛盾に気がつく人が、

誰もいなかった。

 

 

 

誰か、

たった一人でもいいから、

 

 

「つか、サムライって、

ピストル使わなくね??」

 

 

って突っ込んで欲しかった。

 

 

 

そしたら、

日本人冥利に尽きるが、

 

買ってくれた子供たちが確かに嬉しそうだったから、

私は満足。

 

 

 

 

そして余談だが、

 

彼の髪型が、

「勉強できるカッパ」にしか見えないほど変なのは、

 

 

 

 

この5ヶ月ほど前にインドで、

11日間のヴィパッサナー瞑想から出てきたと思ったら、

 

 

「頭を刈るわ」

 

 

と言いだし、

 

 

 

 

 

この状態から、

ただ伸ばしただけの髪型だからだ。

 

 

 

 

だから最後に伝えたいのは、

 

 

彼は私の中で、

伝説の商人でもあるが、

 

 

その前に、

 

 

やべー奴である。

 

 

ということである。

 

 

 

 

やべー奴じゃなければ、

 

 

頭のネジが、3・4本ぶっ飛んでなければ、

 

 

ちょっとばかしクレイジーでなければ、

  

 

外国の道端で、

「ピストーラ・サムライ」なんていう、

矛盾だらけの商品名のものを、

楽しそうに売ることなんてできない。

 

 

 

 

これからビジネスを始める、

そこのあなた!

 

 

 

やべー奴になろう。

 

 

ちょっとだけ、

クレイジーになってみよう。

 

 

 

どんなことでもいい。

 

 

 

 

ブログの更新回数がやべーとか、

 

 

言ってることがやべーとか、

 

 

商品へのこだわりの多さがやべーとか、

 

 

お客様への愛の大きさがやべーとか。

 

 

 

 

どんなジャンルでもいいから、 

 

ぶっ飛んでる、

ずば抜けたところを、

1つでいいから、

作ってみてはいかがだろうか??

(それがお客さんにとって有益なものであれば尚いい)

 

 

 

そんなクレイジーパワーが、

誰かを振り向かせるかもしれないよ!

 

 

 

と、

私は思います。

 

 

 

それでは、

素敵な夜をキラキラ

 

 

 

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