こんばんわ!
高橋ナナです
最初にお知らせです。
25、26日に開催される、
今日で募集が締め切りとなりま〜す
さて、
ブッダガヤに到着し、
ヒロルがブッキングしてくれていた、
「サクラハウス」へ。
実はタクシーの中で、
ゆかりさんが宿の情報を調べていると、
ものっすごい、悪評高い宿でした。
こんな記事や、
http://ameblo.jp/nachi-ed/entry-11799752711.html
こんな記事が、
http://taitailand.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
出てきた。
ひどい書かれようだな。
詐欺宿て 笑
ヒロルに連絡すると、
キャンセルしたかったらキャンセルしていいよ。
と。
いや、人間だし、
話し合えばわかるはずだ。
私は日本で有名な女優だから(ウソ)、
私になんかしたら、
あっという間に日本中に広がり(これもウソ)、
あんたの宿、潰れるよ?
ちゃんとしようよ!!!
って、
がっっつり説教する気満々で、
気合い入れてタクシーから降りました。
降りた瞬間、
この宿の主、Dip(39歳)登場。
しかも信じられない奇跡の偶然!
なんと尚吾さんの15年来の友達ときた。
へ???
なんだか拍子抜け。
Dipがご飯食べる?というので、
お腹空きすぎの私たちは、
ルーフトップにあるレストランへ。
私こーゆー性格だからさぁ、
そこですぐ、
歯に衣着せずに聞いてみたよね。
「この宿、
すんげー評判悪いんだけど、
なんで??」
って 笑
Dipはいろんなことを話してくれた。
その話を聞いて、
完全に日本人の被害者意識と、
疑いと、偏見が作る誤解だと感じた。
だから私はフェイスブックで、
それもわざわざライブで、
私とDipとの会話のやりとりを流した。
他の日も、
Dipの友達で、
この宿のガイドさん2人とも話したけど、
先にリンクしたブログを読んで聞かせると(日本語がわかるので)、
しっかり覚えてて、
「あんときゃ、大変だった!
女の子が泣いてて、まるで修羅場で、
映画見てるみたいだったよ。」
って口を揃えて言っていた。
詳しく聞くと、
ガイド料で9万円も請求したんじゃ全然ない。
あの記事を書いた本人たちのプライバシーに関わることだから、
私がここに詳しく書くことはできないけど、
要するに、
男女関係のこじれに、
この宿のスタッフが巻き込まれてただけ。
私から見ると、
どちらかといえば、
被害を被ってるのは、
この宿の人たち。
関係ないのに、
ちょっとした優しさから、
巻き添え食らった感じ 笑
Dipの奥様は日本人で、
奥様からもこの時の話を聞いてみたけど、
あのブログやら、
いろんな日本人の誤解のせいで、
大使館からまで電話がかかってきて、
大変だったそうだ。
そして、このことにとっても心を痛めてた。
現に私たちだって、
「サクラハウス」を検索してきたら、
リンクしたブログが出てきたし、
多くの日本人もまた、
最初に目にするのはあの記事なんだと思う。
なんか悲しいなって思った。
スタッフたちがこんなにひたむきに、
一生懸命働いてるのに。
例えばさ、
夜中にシャンプーが欲しくてレセプションに行くと、
スタッフが寝てたから、
起こすのも申し訳ないし、
髪洗わなくても死なねーし、
って思って部屋に帰ろうとしたら、
わざわざ起きて、
「エクスキューズミー?(どうしたの?)」
って声かけてくれ、
嫌な顔ひとつせず、
わざわざ二階までシャンプーを取りに行ってくれたりさ。
(日本なら当たり前だけど、ここはインドよ!)
みんな優しいのよ。本当に。
Dipは日本語ペラペラだから怪しさ満載にも見えるけど、
(ガイドブックには日本語を喋るインド人を信用するなと書いてあるし)
地元でもないブッダガヤで、
自腹で貧しい村に学校を建てて、
子供達のために一生懸命やってるし。
Dipが紹介してくれた、
家族ぐるみの付き合いをしているという、
日本人の智美さんの旦那さん(日本人)なんて16年前、
ブッダガヤでDipが持っている全財産を使い果たして帰り、
Dipが日本人に騙されたと噂になったらしいし 笑
私からしたら、
Dipが悪い人か、良い人かなんてどっちでもよくて、
自分が関わってて気持ちがよければそれでオッケー。
良いとか悪いとかのモノサシは必要なく、
情報もカテゴライズも必要なく、
ネーミングも必要なく、
関わるか関わらないかは、自分が決めること。
「サクラハウス」のお客さんには、
アメリカ人の渋いおじさまたちや、
タイの政府で働いてる明るいタイ人のお姉さん、
アメリカでレストランを経営してる笑顔が素敵なタイ人の男性、
フランス人のおばあちゃんもいたけど、
みんな楽しそうにしてた。
ブッキングドットコムのレビューもとってもいいのよ!
今やもう、このサイトで予約とれる時代だから、
宿泊料でモメることもないしね。
この一件でね、
日本人は、
感覚が弱りすぎてると思った。
もともとは、凄い感覚を持つ人種なのに。
友達になったラムさんが言ってた。
日本人は、自分のセンスじゃなくて、
ガイドブック読んで、その情報だけ信じてるよね。
お金だって、その金額じゃ納得できないなら、
断ったり、交渉すればいいのに。
前に、ガイド料を1900ルピーもらった次の日に、
ガイドしてほしいけど、
どうしてもお金がないという日本人がいて、
1000ルピーでいいよと言って、負けてあげたら、
それを聞いた前日の日本人が、
「ぼったくられた!!」って言ったんだ。
そして、それをブログとかに書くの。
痛いよね、心が。
って。
インドは、どこのお店に行っても、
値札がない。
これはインドのルールで、
文化なんだから、
外国人は従うしかない。
だから外国人は、
自分が感じる価値の分しか、
お金払わなければいいだけのこと。
相場をしっかり調べればいいだけのこと。
確かにインドでは、
相場の何十倍の値段をふっかけてくる悪徳商人はいるけど、
これも、生活かかってるんだから、
1ルピーでも多くもらいたくて必死なだけ。
もしふっかけられたとしたら、
いい人ぶって自分が意見はっきり言わないから、
ナメられてるだけ。
もしこれから旅に出る人や、
私はぼったくられたーというがいたら、
これだけは言っておきたい。
納得できないないならしっかり断れ!!!
「ノーサンキュー」と言え!
「いらねぇよ!」と日本語でしっかりキレろ!
これができないと、
旅は大変だ!笑
インドでは特に。
この宿だけじゃなくて、
自分がハッキリ断れなかった腹いせのためや、
面白がって軽率に書いたブログによって、
死活問題に発展する人や、
心を痛める人がいることを知っててほしいなって思った。
同じ人間なんだから。
外国人だからって、
インド人だからって、
「心」がないわけではないでしょ?
私たちと同じように、
家族とか、大切なものを抱えてる。
警戒しすぎると全員敵に見えるし、
疑いすぎてると、
騙す人をしっかり引き寄せる 笑
これは法則だね。
だからと言って、
全てを手放しで信用しなさいと言ってるんじゃない。
頭じゃなくて、
感覚をもっと使って!という話ね。
そして、
言いたいことは、
腹にためてSNSで愚痴るんじゃなく、
その場でハッキリ言って解決して!という話。
もちろんさっきのブログを書いてる人は、
他の日本人が被害に遭わないように、
警鐘を鳴らしてくれてるのだと思うし、
旅していると、
こういう情報は実際に役立つこともある。
ただ、その情報が、
中立じゃない、
偏った情報な可能性もある。
だから旅人は、
自分の感覚を駆使して、
信じるものと、
信じないものを決めていくしかない。
良い、悪い、
損、得という概念を超えて、
本当に純粋な感覚で決めていくしかない。
これは旅をしてなくてももちろん同じだけど、
旅をしてる時は特に、
生死にも関わる問題に発展したりすることもあるから、
(あの道は危ない!とか、この食べ物はやばい!とかね)
情報過多で、
考えすぎてて、
感覚が鈍ってる日本人としては、
特に気をつけなきゃなって思う。
そして、いろんな本に書いてきた通り、
やっぱり旅はこの「感覚」を、
否応なく覚醒させる。
覚醒させないと死ぬかもしれないからね!
もしかしたら、何回か痛い目に遭って、
その感覚が鍛えられるのかもしれないけど、
私はもう自分の感覚に自信があるし、
信じてるから、
他の人が「それは高いからやめな!」って言ったとしても、
自分がそのものに、それだけの価値を感じるなら、
普通に払うし、
商品やサービスにそこまでの価値を感じなくても、
売ってる人を応援したければ、払う。
その代わり、全然気に入らなかったり、
興味のないものには、
1ルピーも払わない。
もし自分の感覚を信じて、
何か失敗したとしても、
そこには後悔はないんだよね。
「インドで下痢をする」
というのと同じくらい有名なインドの洗礼である、
「デリーでぼったくられる」
というのがある。
私はデリーでぼったくられてないけど、
実際にツアー会社やお土産屋さんをたらい回しにされて、
30分で行けるところに、
6時間もかかってやっと着いたと言ってた子に会ったし 笑、
監禁されて、
何万ルピーもする変なツアーを組まされたというのも、
何かで読んだことがある。
いや、いるのよ。
本当に悪い奴も。
でもそれは日本も同じだよね。
冒頭の話に戻るけど、
ブッダガヤの「サクラハウス」は、
我々にとっては面白すぎる、
快適な宿だったよ!!
てか、
尚吾さんも、私も、
ゆかりさんは特に! 笑、
笑いすぎて死にそうになってたし 笑
Dipは私のこと「ねーちゃん」(私が年上だから俺は弟だと)とか、
「ボス」って呼んで、
大層ご丁寧に、色々とお世話してくれました。
で、これは、
あくまで私の感覚ね!!
他の人は違うかもしれないし、同じかもしれない。
それはわからない。
これからも私は、
この宿だけのことではなくてね、
純粋な感覚を研ぎ澄ませて、
いろんなことを感じ、
決めていこうと思います。
写真は、
右から、
Dip、サントス、ラムさん、JP。
これから2ケツで、
Dipの学校に訪問するところです。
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