どーもこんばんは。
僻地に飛んでいた特撮オタクです。
まあまた飛ぶんですけどね。
今週の鎧武者感想です。
鎧武者
サッカー選手強ぇぇ!!!
シュート一本で怪人をひるませるとかやりすぎでしょうよ。
もしこれが事実なら、サッカー選手(特にキーパー)は超人だらけですよ。
さて、劇場版と連動した話であると同時に、カイト・クモンというキャラクターに改めてスポットを当てた話でした。
強さを求めて戦い続ける、カイト・クモン。
ボロボロになっても闘う男。
死闘の中で戦闘スキル・指揮能力を開花させていく、鎧武界一、ロングコートが似合う男。
そんな彼は前回の戦いで手傷を負い、ヘルへイムの種を植え付けられてしまった訳で。
インベスがヘルへイムの種を運ぶキャリアであるという事を再認識させられる一幕です。
傷を気にかける彼の前に、どー考えても夏場の撮影には向かない恰好の某DJが現れます。
「葛葉紘汰はますます強くなっていってるぞ」
そりゃ本人の意志もあるでしょうけど、明らかにアンタの加担が原因じゃないのさ。
スイカ・ジンバーレモン・カチドキ・極
歴代鎧武の強化変身が回想されます。
3/4がサガラ経由で与えられたものですけど。
紘汰にはアレコレ与えて、行き着く先を見届けようというスタンス。
一方でカイトには試練を与えて、紘汰の当て馬にでもするんかというスタンス。
この差である。
劇場版世界から召喚したアナザー鎧武。
極となってカイトに挑んでくる。
なんの躊躇もなく。
サガラの焚き付けもあり、勇ましくカイトはレモンエナジーで応戦。
カチドキまではギリ対抗できたけれど、極・アームズじゃあ、そうはいかない。
しかも向こうの紘汰は容赦ない性格なのか、戦い方に迷いが無い。
佐野さんのアフレコも変化を付けていますね。どことなくドスの効いた感じです。
結果、カイトは押し負けて、サッカーの世界にダイブイン。
インベスはおらず、ヘルヘイムの侵略も無い。
一見すれば平和な世界(サッカーは殺人級に危険ですが)。
ダンスの代わりにサッカーやって、アーマードライダーは主力選手として活躍する有様。
今までの自分の状況を考えれば、信じられない光景が繰り広げられている訳ですが、そこはカイト・クモン。
最初こそ面食らっていましたが、記憶喪失のフリして上手いこと情報を引き出すクモン。
勝負と聞いて真面目に練習に取り組むクモン。
華麗にシュートを決められないクモン。
ややクドめな演出はさておき、オチをつける辺りはさすがクモン。
恰好悪いです。
失敗してから腕組んで取り繕う様は妙にリアル。
何か自分もあります。取り繕っているつもりでも、まったくリカバリー出来てない経験が……
イタタ。
そんな彼の前に現れたのは、リアルサッカー選手の中村さん。
本職の役者さんではないので、発声に違和感を覚えてしまうのは仕方ないのです。
しかし、カイトにシュートの仕方を教えるシーンは、本当にレクチャーしているようですね。
小林さんはサッカー未経験だそうで。
サッカー教えてる一コマをそのまま抜き出したんですかね。
特訓の甲斐もあってか、チームバロンはメキメキと力を付けて言って、快進撃。
そして前回苦汁を舐めた、チームシャルモンと改めて対決という運びに。
お互いリアルサッカー選手を助っ人に加え、死人が出かねない凶悪サッカー試合がスタート。
そこへ怪人イナゴ男が現れて大混乱。
久々登場の初瀬ちゃんを盾に逃げようとする城之内。
もし初瀬が生きていて二人揃ってピエールに弟子入りしてたら、こういう一幕もあったのでしょうか。
それを思うと何だか、画面が滲んできました……
本職のアシストもあって、チーム・バロンの大勝利!!
だが、勝利の感慨に浸るまもなく、怪人イナゴ男が。
ライダーは戦士ではなく選手の世界なので、みんな大パニックで逃げ惑う。
そこへ冒頭記述したトカゲロンもビックリの必殺シュート!
ひるんだスキに皆を避難させてバロンが挑む。
しかし、このイナゴ怪人、どことなく仮面ライダーBLACKのバッタ怪人(BLACKの初期形態)を彷彿とさせますな。
リプラスフォームに包まれる前のライダーですよ。
洗練されたデザインだけでなく、戦闘能力も高い。
ドロップタイプのライダーキックも披露する始末。やはり直翅目系怪人はキック技が映えます(ただしバッタヤミーを除く)。
そんな昭和リスペクト怪人の攻撃を受けながらも、我らのバロン、リュウシュートっぽいサムシングを叩き込んで大勝利。
そして、ようやく一息ついたカイト・クモンの前にまたしても謎の少年が。
彼らボールを媒介にして(した様に見えるんですよね何か)、彼から記憶を奪い、まさかの夢オチ扱いとしてしまいます。
目覚めたカイトは決意を新たに更なる戦いの中へ進んで行きます。
んで、その一方、貴虎さんたちを探す主人公の姿を遠くから見つめるラブりんの姿が。
果たして少年の言う理想の世界とは何か。
軍神の名を冠するライダーはもう一つの沢芽で鎧武を待ち受ける……。
まあ、続きは劇場版でね。
コラボ回、という事で話のテンポというか前話の雰囲気を壊すんじゃないかと不安でしたが、カイト・クモンに焦点を当てると、そうでも無くて安心。
個人的感想としては、彼の強さと危うさがにじみ出てましたね今回。
父の工場を失い、家族にも悲劇があった様で。
だから、彼は強さを求め、戦い続ける訳で。
しかし、裏返せば強さに固執せざるを得ない、闘う自分・勝利する自分、そこに心の拠り所を求めてしまう心理こそが、彼の危ういところで弱いところで。
本人も知らぬ間にそんな弱い部分を持っているのかもしれません。
その象徴がレデュエに付けられたあの傷。
物語も最終コーナーにさしかかってきた今、カイト・クモンの闘争に捧げた人生はどの様な結末を向かえるのでしょうか。
各キャラクターの行く末がどれも気になる。
さて次回。
実兄を下して、自分に酔う一方で倒した兄の幻影を見る光実。
時は来れりとばかりに舞を拐いに現れる。
後輩の暴挙を止めるべく、鎧武とバロンが戦いを挑む。
その最中に現れたのは……!?
あれ、あの人ですよね?
前回、海にドボンしたあの人ですよね?
いやあ、復活してくれるとマジで有難いんだけどなぁ。
弟の見てる幻影とかいうオチ無しよ。
マジで。
いざさらば。