面白い本を見つけた。

マクドナルドさんに、シボレーさん、リーバイスさんに、ケロッグさん。
有名なアメリカンブランドに、その名を残す人たちの物語。
天才がいれば、幸運を掴んだ者もいる。
鼻持ちならない金持ちもいれば、経済的に破綻した者もいる。
素晴らしく派手な人生があれば、気味悪い人生もある。
美しい理想に生きた人生があれば、裏切り・強欲に満ちた人生もある。
う~ん、実に興味深い。
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そして、もちろん!
我らがビュイックさんも載ってます。
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「デビッド・ダンバー・ビュイック」。
早速、読んでみた。
そして何とも言えない気持ちになった。
何せ、著者自身が「この本の中で一番悲しい話であろう」と
冒頭で書いているほど、悲劇的な人生。
★
才能と勤勉さで自分の名前を冠したクルマを作りだし
GMの元となる会社を成功させたのに・・
契約書類をよく読まなかったが故に全てを失い
その後、何をやっても上手く行かなかった哀しい老人。
ビュイック爺さん。
今までビュイックに乗っていながら、貴方のフルネームさえ
知らないでゴメンよ。

でも。

貴方の作ったBUICKは今もちゃんと走っている。この遠い国で☆