ケイブンシャの大百科① | アシカガの樹

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小学生低学年の頃、喘息で学校を休みがちで寝込んでいた私へと 祖母が買ってきてくれた思い出深い一冊があります。

 

「ウルトラマン大百科」

 

 

ウルトラマンや仮面ライダーなど特撮を中心にファミコンからプラモまで同世代の殿方なら本棚に一冊はあったであろうケイブンシャの大百科。

小さいサイズでありながら厚さ3cmと分厚い内容で当時の少年のハートをガッチリキャッチワープ

 

病床で祖母に呼ばれても素っ気無く機嫌の悪い私にこの一冊が手渡されたとき態度が一変し、歓喜した自分は本当に現金なガキだったなと今思い起こしても恥ずかしくなります(笑

それだけ喜びも大きかったのでその時の事は鮮明に覚えているのだと思います。

 

体調が良くなってからも夢中で読み耽っていた訳ですが、独占欲の強い私は兄にあまり見せず一人で読んでばかりいた気がしますあせ

そんな状況を見兼ねてか兄にも一冊の大百科が手渡されます。

 

   

 

「続・ウルトラマン大百科」 (現在未所有のため画像は借り物です)

 

私が買ってもらった「初代ウルトラマン大百科」なのですが実際ページをめくると小さな写真と簡略化されたストーリーという構成で、分かりきったストーリーがつらつらと書かれてるだけで正直あまり面白くないのです↓

 

 

それに比べ兄が買ってもらった「続・ウルトラマン大百科」は1ページに大きく載せられた怪獣の写真と怪獣のスペック、更には怪獣の足跡まで載っていて私の持っている「初代ウルトラマン大百科」より大幅に改善され見応えのある一冊に仕上がっています。 なので当時とても羨ましがっていた気がします(笑

 

しかしそんなエゴでケチだった私に優しい兄は惜しまずスッと貸してくれました。そういうところから子供の頃って思いやりとか学ぶのかなって今思うとなんだか感慨深く思います。

 

そんな少年時代を懐古し、ネットオークションなどでも割と安価で見かける「ウルトラマン大百科」ですが当時自分が所有していたってこともありこの初代の方の「ウルトラマン大百科」を買い直しました。

 

 

何十年振りに手にして思ったのは「こんな小さかったっけ・・・」と、以前ファミコンソフトの説明書を持ったときと同じ感覚が蘇りました。

 

 

 

カラーページにはウルトラの母が映ってました。子供の頃は怪獣にしか興味なかったですが おっさんなってから見てみると結構可愛いらしいです。ツインテールが良くお似合いでtwingirl

タロウにて燃え上がる太陽をバックに登場するウルトラの母はとても神々しいです 

そのシーンで毎回使われる賛美歌のような優しい歌声の曲がとても印象的で今でもたまに頭の中で流れます。

 

今回改めて読むまでこちらの初代大百科の方は内容なんて一切忘れてしまっているほど印象は薄く、今回読み返しても「やっぱりあんまり面白くないか・・・」とちょっとガッカリしていたのですが、注意深く読むと面白い記事を発見しました。

 

 

2ページ毎の隅っこに載せられた「うらばなし」のコーナーなんですが俳優から脚本家など制作サイドの人物にまで言及されたトリビア的な豆知識が書かれており、これが読んでて結構面白かったです。

しかし少年向けの本に載せる内容でない記事ばかりで、こういうところが面白くないと感じさせてたんだなと妙に納得してしまいました汗

ちなみにこの「うらばなし」によるとウルトラの母の中の人は女性でなく男性だそうです男性

 

 

更に嬉しかった部分として巻末にシールが付属しているのですが当時私が持っていた物と違うシールが付属されていました。今回買ったのは第7版とかなり古く、私が当時購入したときはかなり後の物だったようでシールは各ウルトラマンの実写シールだったと記憶しています。

しかしよく貼らずに取っておいたなと感心してしまいます。当時はタンスや冷蔵庫など、この手のステッカーは家具に貼られている家庭がよく見受けられました。

状態の良い物が手に入り満足です本

 

 

最後に「ウルトラもの知りコーナー」より、宣伝ポスターでウルトラマンと映ってるめっちゃ笑顔のお母さんが気になりつつ今回はこの辺で失礼します。

 

その②へつづく。