
杉の焦げた香り漂う極寒の二月堂。
これからの不安をかき消すように独り、
火の粉まとうお松明を必死に見つめていました。
あれから4年。
まだまだ目標には到達することは出来ないし
不安や責任もたくさんあるけれど、
優秀なスタッフにも恵まれて規模も少しずつ拡大してきた今、
おぼろげながら自分の進む道筋が見えてきたように思います。
今年久しぶりに同じ場所で見たお松明。
あの時の香りはそのままだけど、
今回は数人の友人とともに、こころ穏やかに、
そして丁寧に観ることができました。
とても嬉しかった。
今度ここに立つときは、いつもの香とともにどんなことを思いながら
真っ赤に燃える夜空を見上げているのかな・・・。
2014年3月某日 東大寺修二会 お松明を観ながら思ったこと。
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★