今月は、『御影石張り舗装の融雪』についてご紹介させて頂きます。

冬期ということもあり、『ロードヒーティング対応をした上に石張り舗装を行っても雪は溶けますか?』とのお問い合わせを多く頂きます。

結論から先に申しますと、『溶けます!』

 

実際は、融雪用の熱量や使用石材、降雪量、周辺環境、熱源が入るタイミングなど、様々な条件が影響するかと思いますが、長野県でも有数の豪雪地域であります飯山市で使用した御影石平板では溶けております。
御影石(花崗岩)特徴の一つに、安山岩や凝灰岩などに比べて“耐火性が劣り”ます。
この特徴を逆手に利用しているのが、高温のバーナーで炙って表面を粗す『バーナー仕上げ』になります。

 

御影石(花崗岩)は、凝灰岩や安山岩と比べて石質が緻密なため、熱が伝わり易いと考えます。
実際は、『熱伝導率』や『比熱』などが関係しているかと思いますが、当方では難しいので今回は省略させて頂き、今後の中で調べてみたいと思います。

 

こちらの写真は『飯山市綱切線』での融雪状況写真となります。
写真の通り、飯山市の豪雪でもしっかり雪を溶かしております。

 

 

 

 

 

こちらの歩道で使用した石種は、
中国産御影石 G612(緑色) 250x400x60mm 小叩き仕上げ となります。


今回の熱源は地下水になります。
水温は平均して15度ほどだそうです。



ロードヒーティングで化粧材をご検討の際、

ぜひ御影石(花崗岩)での検討を加えて頂ければと思います。

 

 

 

こんな製品、『石』でつくれますか?など、思い描いているものがございましたら、何なりとお申し付けください。
皆様の思いを形に出来ればと思っています。

 

石材チーム 小池