今回は、『長野市松代町 佐久間象山像 鉄平石台座』をご紹介させて頂きます。

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私自身は、暖かくなってきたので高山村内を散歩に出かけ、新緑の季節を楽しんでおります。
こちらは、会社近くのりんごの花の写真になります。

 

 

 

 

今回ご紹紹介させて頂く現場は、長野市松代町 松代小学校敷地内に移設しました、佐久間象山像の台座となります。



こちらの躯体は、弊社コンクリート二次製品のBOXカルバートを縦使いし、天板も作成し、像と天板をジョイントしてBOXと接続後、BOX周りを鉄平石にて化粧させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

コンクリート面は滑面のため練モルタルの接着が弱く、グラインダーで表面を粗し、その後、ハイフレックスを塗って石の接着を良くします。

 

 

 

事前に作成しておいた、角石を仮置きして確認します。
イメージと合わなければその場で加工し、外側下場から内側へ作業を進めていきます。

 

 

 

鉄平石を貼る場所に合わせて、一枚一枚加工しながら丁寧に貼っていきます。

 

 

 

ある程度貼ったら目地を詰め刷毛引きし、目地を仕上げると共に丁寧にモルタルを拭き取っていきます。
この作業を丁寧に実施しないと、乾いた時にモルタルが白く残り、汚い仕上がりとなります。

 

 

 

こちらが完成した、佐久間象山像鉄平石台座となります。

 

 

 

笠の部分も小口は厚みを可能な限り合わせ、美しい仕上がりとなっています。

 

 

 

台座周りの黒御影平板は、善光寺表参道で使用されていた、古材を再利用しております。

 

 

 

佐久間象山像、鉄平石、古材と、松代小学校が相まって、歴史を感じる良い空間となっております。


こんな製品、『石』でつくれますか?など、思い描いていらっしゃいますものがございましたら、何なりとお申し付けください。
皆様の思いを形に出来ればと思っています。