長野市善光寺東側、長野県立美術館に隣接する『城山公園 噴水広場』第二弾をご紹介させて頂きます。


当社で施工したものでは無い部分もありますが、長野市様と、施工を担当した林業笠原様で苦慮しながらご対応頂きました『石材の再利用』となります。

 

まずは、『縁石』です。

 

 

 

 

 

こちらの『縁石』ですが、旧城山公園で使用されていたものを、新城山公園では花壇の縁石として利用し、資源の有効活用をされております。
リニューアルの公園ですが、“時の繋がり”を感じてとても素晴らしいと思います。

 

続いては、『階段ベンチと飛び石』となります。

 

 

 

 

 

こちらで使用している『平板』は、善光寺表参道(中央通り)の車道に敷かれていた平板を、廃棄せずに『再利用』した箇所になります。

 

材料は、最初に利用される現場条件に合わせて製造されている為、『石材の再利用』は多くの課題があって難しいと思います。
しかし、現場の高低差を利用し、『平板』を階段状に積んで『階段ベンチ』に変えたり、植物を楽しめるように、芝内に『飛び石園路』に利用したりと、見事に生まれ変わりました。


施工化された方々の苦労が偲ばれます。

 

花崗岩は給水率が低く、耐候性に優れており、対応年数が長い素材になります。


現場条件や予算、安全面などで、なかなか再利用が出来ない事の方が多いかと思いますが、SDGsの観点からも、古材には古材の良さがあると強く感じる事ができ、ご紹介させて頂きました。

 

こちらは『新材料』の『ピンコロ 天端ビシャン仕上』です。

 

 

 

 

 

天端をビシャン仕上げしており、写真では白く見えますが、石種は中国産御影石グレー(G654 長泰)となります。


通常の割肌ピンコロも良いですが、“ビシャン仕上”ですと割肌より滑面になる為、車椅子やベビーカー、シルバーカー(手押しぐるま)でも多少のガタツキで通行する事ができます。