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俺ってデビルマン!?

知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。


 ジェイク・リーがノアに別れを告げ、新日本へと戦場を移した。それに対して拳王とモリスが激しく憤りを現しているが、ちょっと待てよ、と私は言いたい。


 そもそもジェイクはノアに参戦してきた当初から、「私はいつこのリングからいなくなるか分からない」と言っていた。また最近の言動から新日本への転出を望んでいたことは明らかであり、実際にそれが現実になったからといって、さして驚くことはない。


 ま、所属選手としては「裏切られた」という思いがあるのかも知れないが、その前に怒っている人たちに激しく問いたい。それよりももっと、怒るべき相手が他にいるのではないですか!? と。


 先日の武道館大会で起こった出来事を、こちらで改めて振り返ってほしい。


 日本武道館という大舞台で、それを新日本のオフィシャルサイトで、ハッキリとノアをゴミ溜め、新日本を一軍(ノアを二軍)と口にした外道だ。これに対して武道館のファンはブーイングを飛ばしたが、選手たちは一体、何をしていたのか? 自分たちをゴミ扱いされて、下部組織のように公表されて、何とも思わないのか?

 ジェイクは己の信念に基づいて行動しただけ。初めからそれを承知の上でブッキングしたのではないのか!? 怒るべきは去っていった人間ではなく、散々好き放題に罵倒した人間ではないのか!?

 確かにこれまで、私も含めてファンからも散々「今のノアは新日本の2軍」呼ばわりされてきた。しかしファンがそれを口にするのは、間違いなく愛情の裏返しであり、叱咤激励の一部である。そこには現状を何としても変えてほしい!という切実たる願い、気持ちがあるからに他ならない。

 しかし、現実に新日本に属する人間がそれを口にすればどうなるか?説明するまでもないだろう。仮に外道本人にはノアに対して何らかの特別な思い入れがあったとしても、その立場でその発言をすれば周囲にどれだけの影響を与えるか、考えればすぐに分かるはず。それに対してノアに属する人間が誰も怒らないという現状が、すべてを受け入れている=認めている、ということになる。その方が何倍も腹立たしくて仕方がない。

 大体、拳王はいつからこんなつまらない男になってしまったのか!? 「今年はG1を捨ててN1を選んだチャンピオンがいる!」などと口にしていたが、確かそのチャンピオンは昨年、「来年もG1に出る!」とか言っていたと思うけど…。

 出ないのか出してもらえないのか分からないが、一昨年はN1を制し、昨年のG1では決勝トーナメントにすら残れなかった時点で問題外。そんな男にまたN1が引っ張られるようでは、新日本の2軍であることの何よりの証になるだけ。大体、あれだけ清宮を否定していた拳王が、なぜ突然態度をアッサリと翻して軍門にくだったのか、そちらの方が未だに釈然としない。

 野良犬が牙を抜かれて首輪をつけられ、鎖に繋がれた体制側の飼い犬に成り下がったようにしか見えない。本当にノアを愛しているのなら、なぜ外道に怒らない!? 新日本に思いのまま操られている自分の団体の首脳陣に、なぜ怒りをぶつけない!?

 今の拳王にはまったく魅力を感じない。革命なんて聞こえのいい戯言で誤魔化すのではなく、本音でどう思っているのか、聞いてみたいところだ。

 本当に気に入らないのであれば、WARDOGSに喧嘩を売れ!そして完勝して見せろ! それが出来ないようであれば、「去る者は追わず」で、もうジェイクの名を口にするべきではない。

 そもそも、この団体の新日本に対する負け犬根性はどこまで続くのか!? ジェイク云々よりも 、そっちの方が大いに問題だ。プロレス界の救世主として誕生したはずの方舟が、いつまでさ迷える航海を続けていくのだろうか…。



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