大技ラッシュのこの時代だからこそ | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 プロレスラーならば、誰もが当たり前のように使っている技、ってたくさんあるよね。ブレーンバスターもそのうちの1つだと思う。

 でもそこに改良を加えたり、自分ならではの磨きをかけ続けていけば、他とは違うオリジナル技として立派に通用するようになる。

 ビル・ゴールドバーグのジャック・ハマー、橋本真也の垂直落下DDT、小橋建太のオレンジ・クラッシュ、ハヤブサのファルコン・アロー などは、その最たる例だろう。

 もはやブレーンバスターとはいえない形になっているとはいえ、基本をアレンジすることで新たなオリジナルは生まれてくる、そこが大事。

 で、昔の映像を見ていて、これはスゴいなと思ったものがある。放送では普通にブレーンバスターといっていたが、これはもはやブレーンバスターではない、『ブレーンバスターを超えたブレーンバスター』だと!

 それをやっていたのは今は亡き、ブルーザー・ブロディ。従来のブレーンバスターとは違い、相手をマットに強烈に投げつけるように放っていく。これでフィニッシュとはなっていなかったが、そのインパクトは大だ!

 言ってみればブレーンバスターというより、キングコング・スラムといった感じ。ブロディといえばニー・ドロップのイメージが強すぎて、今までは見過ごしていたが、これはこれで充分にスゴい技だと。もうちょっとキレの良さに磨きをかければ、充分にフィニッシュ技として昇華できたのではないだろうか!?

 第一試合からメインまで、同じ技が何度も繰り出されていく現代プロレスにおいて、自分ならではのオリジナルにもっとこだわってほしい、と思っているファンは多いと思う。

 かつてのように「若手は大技を使うな!」とまでは言う必要はないと思うが、もっと技を大事にしてほしい、と。



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