一体、AEW に何が起こっているのだろう?
AEWヘビー級王者のCMパンクと、AEWトリオ王者のケニー・オメガ&ヤングバックスが舞台裏で本気の大喧嘩大乱闘を果たしたという。
これにより、4人の各王座は共に剥奪。CMパンクとこれに参加した他選手も出場停止となり、同社副社長という役に就いているオメガ&ヤングバックスの処分はおって決められるというが、解雇の可能性も充分にありそうだ。
何が原因でこのような事態に陥ったのか、詳細は明らかになっていないが、設立以来の重役勢と大看板選手との暴力事件は前代未聞。プロの興行会社としては決してあってはならない非常事態である。
思えば最近のAEWは元WWEのスーパースターたちを迎え入れて大きな話題を集めている反面、設立以来の看板選手であったコーディー・ローデスがWWE 復帰を果たすなど、大きな転換期を迎えているようだった。
当面は現・主力選手であるクリス・ジェリコ、ジョン・モクスリー、ブライアン・ダニエルソンなどらが主体となって現場をまとめて仕切っていくようだが、もしこの事件に参加した全選手が首を切られるようなら、本当に旗揚げ以来の一大事だ。
もしそのような事態に陥った場合、この団体と友好関係を築いている日本の各団体(新日本、DDTなど)、フリー選手らにも、何かしらの影響がありそうだ。
他団体に対して合併吸収を繰り返すWWEと違い、基本的に友好関係を築いてきたAEWが非常事態に陥ったことで、今後はどんな政策をとっていくのか分からない。場合によっては、ガラリと方向転換してくることだって充分に考えられるだろう。
リング上を盛り上げるための大乱闘なら大歓迎だが、舞台裏でのマジ喧嘩などあってはならないこと。かつてブロディが刺殺されたり、日本でも控室での暴力事件が起こって大問題になったことがあったが、ファンの失望をかうような行為は、本当にどんな状況でも控えてもらいたいものだ。