新日本とスターダム。 | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 


 同じブシロードグループの新日本プロレスとスターダムが、色々と仕掛けてるな~といった印象。賛否両論あるとはいえ、プロレスが様々な人々の話題になるのはいいこと。もちろん、悪い意味ばかりでは意味がないけど、こういった展開なら決して悪いこととはいえない。

 で、今回はそれぞれの話題について、私なりの意見を記していきたいと思います。

 まずオカダのG1優勝者、1/4直結宣言。これは基本的に大賛成。これまでもこのブログに書いてきたように、挑戦権利書を賭けた試合の方が私は不自然極まりないと思っていたので、それがなくなることの方がむしろ自然な形だと思う。

 そもそも、リーグ戦の優勝者に挑戦権利書を授けると決めた以上、それは優勝者だけの特権であり、他の選手がその権利を得るというのは余りにも無理がある。どこで挑戦するかはIWGP実行委員会が決めるべき事案であり、それは選手がとやかく言うべき問題ではない。

 つまり、新日本がG1優勝者は一年で1番の大一番、1/4東京ドーム大会の挑戦者にふさわしいと認めたのであれば、そこに他の人間が絡むべきではない、というのが私個人の結論だ。

 大体、他の選手も挑戦権利書に挑むのではなく、王者がそれら強者全員の挑戦を受ければいいだけのこと。本来、頂点の王座というものはそういうものだ。

 興行の看板は多いほどいいという会社側の理屈で業界の常識を覆してしまったのが現状であり、それで王座の乱用、権威の失墜に陥っていることは明白。それに加えて権利書の防衛戦って、選手権の意味って一体なに?と問いたくなる。

 かつてのNWA世界王座が当時のファンにとって唯一無二であり、権威の象徴とされていたのは、それだけの価値観を選手もファンも、それぞれの会社も何より大事にしていたからだ。

 そこで私からの提案だが、挑戦権利書を賭けた試合は一切なくし、その代わり、IWGP世界王座以外のベルトを持っている選手は優先的に同王座へ挑戦できるという資格を与えたらどうだろう。

 あくまで世界王座以外のベルトは格下のローカルベルト、そう位置づけることで世界王座の権威づけに繋がるし、挑戦権を得たければそのステップとして他のベルトを狙う選手が増え、各王座の活性化にも繋がると思う。

 実績のない若手選手であっても、何らかの王座を得れば世界王座への挑戦資格となり、充分な資格となる。それはベテラン選手にしても同じ。すべては世界王座へ繋がる道、そう直結させることで分かりやすくなると思う。

 極端にいってしまえば、各王座の保持者とG1、ニュージャパンカップの優勝者以外は世界王座に挑戦できなくさせてしまうのもいいかも知れない。

 その代わり、王者がリーグ戦やトーナメントを制したときだけ挑戦者指名権を与え、そこで指名された選手のみベルトを保持していなくても挑戦できるとすれば、話題性も高まるだろう。

 但し、ダブルタイトルマッチや統一戦は一切しない。あくまで選手権はすべて世界王座の防衛戦、だから挑戦者が敗れても保持する王座を返上する必要もない。各王座が移動しなければ、一年に一度は必ず世界王座に挑戦できる、そうしたらどうだろう?

 いずれにしても、王座の権威はそれを保持する王者と、それを管理する団体の言動によって決まる。それをもっと自覚して行動してほしいと願うばかりである。

 ちなみにIWGP女子王座と合同興行に関しては、会見の内容を見る限り、当事者の両団体とも好意的かつ積極的なようなので、黙って見守ることにしました。それが両団体の発展に繋がるのであれば、私がとやかくいう問題ではない気がするので。

 但し、私個人はこれまでも書いてきた通り、合同興行をやるのはいいが、ミックスドマッチはやるべきではないと思うし、王座の乱立にも反対。だからIWGP女子王座を作るのであれば最低限、同じ趣旨を持つSWA王座は封印か返上するのが筋だと思う。

 ということで今のところ、私個人はこの合同興行にもIWGP女子王座にもまったく興味がない。なので他人事みたいでもプロレス界発展のために頑張ってください、とだけ言っておく。


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