愛すべき怪物レスラーたち③ブルーザー・ブロディ | 俺ってデビルマン!?

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知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。



ブルーザー・ブロディ
1946年6月18日生~1988年7月17日没
198cm、135kg
フリッツ・フォン・エリックのスカウトを受けて1973年にデビュー。1979年1月に全日本に初来日。その巨体と荒々しいファイトでメキメキと頭角を現し、馬場、鶴田、ファンクスらと対することで常にトップ戦線で活躍。ハンセンとの超獣コンビでは地上最強のタッグチームとして絶大な支持を得た。1985年3月には新日本に電撃移籍を果たし、猪木と度重なるシングル対決を果たすが、一度もフォール、ギブアップでの完全決着はならず。やがてブッカ―とのトラブルを経て全日本にUターン。プエルトリコでもブッカーのホセ・ゴンザレスとトラブルになり、還らぬ人となってしまった。

 私にとって永遠のヒーロー、怪物プロレスラーの代名詞ともいえるのが、このブロディとハンセンの超獣コンビである。

 とにかく理屈抜きのザ・プロレスラー。その大きさ、振舞い、醸し出すオーラ、殴る、蹴る、投げる、そのすべての動きがイコール強さに直結する、まさしくプロレスラーの理想像がそこにあるといえよう。

 まずブロディというとブッカーとのトラブルなどが思い出されるが、そのファイトもとにかくトップレスラーとしてのプライドが高く、安易に相手のペースに嵌まろうとはしない。

 特に相手を格下とみなすと露骨に突き放すファイトに徹し、己の力をまざまざと見せつけていく。今の時代ではまず見られない、強烈な我の強さを誇る強烈なトップレスラーであった。

 故にNWAやWWFなど大きな団体に正式所属することもなく、AWAを加えた世界三大王座を一度も手にすることはなかったが、それでも世界中で絶大な人気を誇り、各地で真のメインエベンターとしてその輝きを放っていた。

 ブロディが使う大技らしい大技といえば、ブレーンバスターにパイルドライバー、あとジャンピング・ニードロップぐらい。それでもその一挙手一投足が強烈すぎるので、見る者の心に印象強く残っている。

 まさに現代プロレスが失ってしまったプロレスの強み、凄みをしっかりと兼ね備えたスーバースターの一人だったといえるだろう。

 ブロディが亡くなった後、そのキャラクターを真似た選手が続々と現れたが、誰もオリジナルを超えるインパクトを残すことはできなかった。当たり前といえば当たり前だが、ブロディの後にブロディなし、それだけ突出した存在だったのである。

 最近は大型の選手でも簡単に投げられ、飛び技もガンガン使って身軽さをアピールしている選手も多いが、そういったことを拒絶する我の強さもプロレスラーにとっては大事なことだと思う。

 強さを維持するためのイメージ作り、揺るぎないプライド、その強固なまでのこだわりが、真の怪物レスラーを構築するのだろう。

 それを切り崩すために対戦相手は何をするのか? それを考え、リングで実践することが闘いとなっていく。だからプロレスは激しくなっていくのである。

 もし現代にブロディがタイムスリップしてきたら、リング上はどんなことになるのだろうか? あり得ないことだが、私が神様なら、是非ともやってみたいことだ。

 安易に妥協しない、それでも真のトップレスラーとしてのプライドにこだわり、素晴らしい闘いを提供する、そんな怪物レスラーが現代にも登場してほしい!

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