俺ってデビルマン!?

俺ってデビルマン!?

知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らない…私、元・週刊ゴングの鈴木淳雄と申します。かつて所属していたプロレス業界に限らずに、今現在の私をありのままに記していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

https://ameblo.jp/asuz0605/entry-12618554145.html


 昨年の東スポ大賞においてまったく無視されていた全日本プロレスが、今年は上昇傾向になっていて連日の大入満員興行になったことは本当に嬉しいね。


 東スポは自分たちのやったことを素直に反省してほしい。とにかく目新しいことをやれば話題にはなるし、業界の革命として捉えられるけど、長年の蓄積、歴史の大事さっていうものを余りにも軽視し過ぎている。


 ボブ・サップをMVPにしたのと同様、昨年の東スポ大賞は歴史的な大失策だったと私は思う。


 確かにスターダムも好調なのかも知れないけど、業界全体に好影響を与えているとは到底思えない。むしろ逆の話題性の方が多い。訳の分からないバラエティ番組のゲームみたいな試合を行ったり、負けたら即引退とか、プロレスの世界だから通用すること、って見られているようなことばかりやっていては、業界全体のプラスにはならないよ。


 何としても団体を盛り上げたいっていう気持ちは分かるけど、話題性があれば何でもアリ、っていうのはやはり賛成できない。そしてそれを高評価してしまう今のプロレスマスコミにも腹立たしい思いしかない。


 業界用語を中継で平然と使ったり、先日の毒霧の話もそう。以前、私は三沢さんからこう言われた。「プロレスの動きには、すべて意味があるんだよ。倒れてから立つまでの動き、相手の手を取り足を取り、当たり前のようにやっている何気ない動きにもすべて次に繋がる重要な意味がある。それを理解して初めてプロレスは成立する」、つまりは基礎がどれほど大事か、ということ。


 話題性を求めることを否定している訳ではない。でも本来あるべき姿から逸脱しているものを過大評価してはいけない。やるのはいい、でもそれが本流になってしまったら、必ずや業界は危うい方向にむかってしまう。


 そのブレーキになるべき、歴史の重要さを守るべきが本来老舗専門マスコミのはずなのに、一緒になって逸脱していったらまさしく業界はダメになる。


 だからこそ、私は声を大にして言いたい。プロレスを単なるTVショーにするな!って。

 

 全日本も一時期はおかしな方向に走っていたけど、今はしっかりと地に足をつけてプロレス本来の魅力を存分に展開している。やっぱりプロレスに大事なのは怪物性。常人ではない人間たちの闘いだからこそ、皆が惹かれるんであってね。華麗でスピーディーな攻防もいいけど、本来の醍醐味ってそうじないでしょ!? って。


 プロレスはリングの上で闘いを魅せるもの。ゲーム性の高い特殊な試合形式も確かに面白い。でも何が一番重要なのかを理解せず、それを逸脱し過ぎては単なるバラエティショーだ。


 プロレスはバトルなのであってゲームではない。そして技の出し合いっこでもない。新しいことに挑戦するのはいい、でも守るべきものは守っていかないと、プロレスそのものがおかしなものになっていってしまう。


 既になりかかっているからこそ、あえて本来あるべき姿を求める団体を、私はこれからも支持していきたい!プロレスに真摯であれ、業界に真摯であれ。