曲決め! | チェロニアン&Clones

曲決め!

僕らはしばしば、プログラム構成で悩むことがある。

最近はちょこちょこアレンジもすることあるし、市販でもいろんな楽譜があるので、弾く曲の幅が広がりました。コンサートの形も多様化してきましたよね。

お客様のニーズにあわせて…、みたいな形も多くなってくるのです。

 

そこでよく問題になるのが、その曲を知ってるかどうか!

もういろんな曲聴きすぎて、知ってるとか知らないとかもう分からなくなってきました。

下手したらお客さんが何百といるのに、みんなが知ってる曲なんてのは無理だと思います。

ほとんどの人が知ってる曲といえば、わりと子供向けの可愛らしい曲

アンパンマンやトトロ(もうドラえもんでさえ世代によって曲が変わる)

あたりになってくると思うのですが、そんな曲をわざわざ弦楽器で弾いてどうするって話です。

歌ものなんかは、かなりシンプルに作ってあることがあるので、弦楽器だとちょっと虚しくなってしまうんですよね。

もちろん、コンサートの趣旨よってはアンパンマンやトトロも超ありがたい曲ではありますが笑。

 

もっと弦楽器の良さが出せる曲はたくさんあるんです。

 

あとは、その曲がなんの曲なのかってこと。

クラシックといえば真剣に聞いてくれるのに、ゲームやアニメの音楽ですというと、急に偏見を持つ人。弦楽器とマッチしてすごい良い曲もたくさんあるのに。

 

といろいろ日頃からの不満が溜まっていますが笑

やはり僕としては自分のやってる音楽をもっと広めたいんです。

 

弦楽器といえば基本クラシックやってて堅苦しいってイメージから、

アニメやゲーム、映画、童謡、民謡、その国特有の音楽、も演奏出来て聴きやすくしたい。

逆に、クラシック、要は昔の作曲家が作った曲にもみんながグッとくる曲は山ほどあるってことも伝えたいし。

 

特に若い人には、知ってる曲聴けて良かっただけではなく、弦楽器ってあんなことまで出来て凄い!憧れた!弾いてみたい!っていう存在になってみたい。

 

あんまり子供向け、子供がわかりやすいようにってしまくってると、弦楽器の印象は薄れるだろうし、逆に堅苦しく伝統を重んじてもとっつきにくくなる。

ほどよく、本物!を見せていかないと、どんな文化も廃れていく気がするのですよねぇ。

 

まぁ賛否両論あると思いますが、納得してもらえる音楽を作れるようになればいいなと思います。どの曲もまず僕らの最高のパフォーマンスをしない限りには、誰も納得してくれませんもんね。

 

僕はクラシックが好きだし、その中でも古典に近いほうが好きなので、どクラシック人間だとは思うけど、クラシック脳になってる人は好きじゃない笑。