昨年、生まれて初めて「自分で味噌を作る」という体験を、2度する機会に

恵まれました。その出来ばえを、実際に味わった順にご報告致します。

 

2023年4月、当時のツイッターで知った清水みちこ先生とマルカワ味噌さん

コラボの味噌教室に参加しました。その時のことは👇に詳しく書きました。

 

作った時、懸命に空気を抜いたつもりだったのですが、8月に見てみると、

なんと緑のカビが・・・がーーんガーン

落ち込みながらも、確か教室で「もしカビが生えても、そこだけ取れば大丈夫

ですよ!」とマルカワ味噌の河崎専務がおっしゃっていたよな~、とおぼろげ

な記憶を辿りながら、下記の通りXで相談。

 

大丈夫だとわかり、そこを取り除いたあと、安心して熟成を待ちました。

そしていよいよ食べ頃の10月末がやってきました。袋から取り出し、👇のように

深めのタッパーに詰め直しました。

中部日本の濃い色をした赤味噌を食べ慣れた私には、「合わせ味噌のような色

だな」が最初の印象でした。早速、味噌汁を作ってみます!

 

 

自分で作った味噌で作る味噌汁・・・ワクワクして頂いたのですが、ひと口飲んで

「あ、あれ?ずい分塩辛いな。」子供達も「うーん、なんか違う。」

想像とあまりに違っていたので、少し落ち込む私。

 

 

きっと何かがおかしかったんだショボーンー勝手にそう思い込み、次からはうちにあった

白味噌と自分の味噌と半々で作りました。うん、これならまぁ飲める。でも軽く

落ち込んでいた私は、それからしばらく自分味噌を使いませんでした。

 

3週間ほどしたある日、久しぶりに使ってみると、最初に感じた塩辛さがまったく

消えていることに気づきました。んん?ありゃ、自分の味覚が狂ったかな!?ー

そう思いながら、繰り返し使う日々が続く中で、自分で作った味噌の味がだんだん

変化していることに気づきましたびっくりマーク私は味噌作りに関してはド素人なのでよく

わかりませんが、きっと日を追うごとに熟成が増していって、その結果として味が

だんだんまろやかに、柔らかく、飲みやすくなったのだと思われます。

 

この手前味噌は10月末から使い始めて、年を越し2024年の2月ごろまで4ヵ月間

家族で頂いたわけですが、塩辛い!と感じたのは、袋から出した最初の1週間位

だけで、あとは日が経つごとにどんどん美味しくなっていきました。教室で聞いた

「自分の手で作った味噌が、その人にとって一番おいしい味噌になる」

を、正に実感したわけです照れ

 

この味の変化には、子ども達も驚きを隠せませんでした。そして飲みやすさの

ピークを感じていたちょうどその頃、息子は大学受験の真っ只中にいたわけです

が、試験の日の朝に、この味噌を使った味噌汁を飲んででかけていきました。

冬の寒い朝に、温かい母親の作った味噌のスープを出して見送れたことは、

私にできる息子への最大のエールでした。味噌教室に参加した時は、そんなこと

は全く考えていなかったけど、こんな形で応援ができて嬉しく思いましたラブラブ

 

今年はとても忙しくて、味噌の仕込みはできそうにありませんが、「自分にも

できる!」と思えたこの手前味噌作りの体験は、また1つ私に自信を持たせて

くれました。

次回は、手作り味噌ビオ・マルシェ編をお届けしますニコニコ