我が家では、前回(2020年)のアメリカ大統領選後に、2人の子供に
真実の大まかなところを話しているので、2人とも10代ですがしっかり
覚醒しています。しかし全体の流れがあまりにスローがゆえに、次第に
関心を失い、今では(私が説明したような世の大転換は一切)期待せず、
現状でどう人生を楽しむか・充実させるかに、全力を投じています。
私は、それでいいと思っています。
真実の話を初めてした頃、子供達は中学生でした。「あなた達が大学生
になる頃には、教科書や学校で教えられる内容がすっかり変わっている
かもね。」と当時は話しましたが、全く何も変わらんまんま、上の息子は
大学受験となりました。
今教えられている世界史の大半は嘘だと知りながら、息子は受験のための
勉強に励みました。「いつか真実を知るんだとしても、どんな間違いが
教えられていたのかは、ひと通り知っていてもいいのかもしれない」-
時々そんなことは話しつつも、受験が佳境になるに従って、私もそうした
ことには、敢えて触れませんでした。
私はとにかく食事作りに力を注ぎましたが、昨年の秋に、我が家では大変
な経済危機が起きてしまいました。一度は進学を諦めかけた息子。
それでも調べてみれば、色々な助成制度があることを知り、とにかく援助
を受けながら進学を目指す道を、家族皆で模索しました。仕事での苦境を
乗り切るために、夫は泊まり込みで職場に詰めることが増え、あまり家に
帰って来なくなりました。
母子家庭状態の中で、支出を切り詰めながら、自分には息子をどう支え、
励まし続けることができるのか・・・私自身の模索と挑戦も続きました。
国公立の大学受験は、1月の共通テストに始まり、3月の二次試験まで、
およそ2ヵ月に渡ります。本当にさまざまな不安を抱え、途中何度も
「もうダメなのではないか」と、私自身も気持ちが萎えてしまいそうに
なる中で、息子は少しずつ強くなっていきました。
そして二次試験の1週間前に、遂に「僕は〇〇大学以外なら、行く意味は
ないから滑り止めの大学に行く気はない!」と言い出しました。「あぁ、
私はその言葉をあなたから聞きたかったんだよ(ーできるならもう少し
前に)」と心の中で思いながら頷きました。そしてこの時、漸く息子の
心が「合格圏内」に達したことを感じ取りました。
そうではあっても、二次試験から合格発表までの間は、生きた心地はしま
せんでした。息子となんとも言えない緊張感とけだるさを感じながら、何
を食べても、食べ物の味がしないような感覚を味わいました。
合格発表の日の朝、今はネットでぽちっとするだけですから、自宅でその
時間を待ちながら、これまたなんとも言えない緊張感が体を覆います。
果たしてそのとき・・・・、ぽちっ、(怖くて正視できない私をよそに)
息子の「あったー、あったよ、あった!!」の歓声。それを聞いて、落ち
着いて見直す私。「ほんとだ、ある~」
息子に飛びつき、数秒だけ泣いて、すぐに応援してくれた家族への報告を
しました。
思えば、年が明けてから、だんだんと余裕をなくしていったのは、私の方
でした。この合格の日までに、世の大転換が起こった時のことは常に考え
つつも、現実の厳しい状況の中で家族全体のバランスを取ることに、私の
精神の限界が近づいていました。他にもやらねばならないことは山ほど
ありましたが、余計なことは極力やらず、息子の受験一本に集中するよう
何か見えない力に仕向けられていたように感じますが、その示唆に従って
最後までそうできたことが、功を奏したのだと思います。
私が子供達に話した「世の大転換」-それは一体いつ起こるのやら、今
もって誰にもわかりません。だけれども、「いつか、それは起こる」-
それを頭の片隅に起きながら、今のマトリックスの中で地に足をつけて
踏ん張り切った息子は、いつの間にか、(ある部分では私を越えて)
大きな成長を遂げました。塾に行かせてやるお金もなく、これまで息子
の弱点を常に叱り飛ばしてくれた父親ともほぼ会えない中、よくやった
と思います。
そして辛く大変な期間、親の私を励まし続けてくれた私の3人の妹と、
親戚のおじさまにも頭が上がりません。「家族の力」を見せつけられた
思いです。我が家の経済危機はまだ終わっていませんが、きっとこれも
越えていけると、今は信じています。
子供達に真実を告げた時の話は👇から
大学受験に入る前の息子に1年前に書いたものは👇から
#WWG1WGA