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今回のジョジョは、久しぶりにシリアスなムードで、オープニング前が始まりました。
この2週、楽しませてくれていた、掴みのお笑いはナシです。
原作の流れがそうなので仕方がないのですが、個人的には寂しい幕開けです(オイ!)。
思うにシーザーは、第1部のジョナサンのメタファー的存在ですね。
シーザーとジョナサンを比べれば、普通の作品ならシーザーのキャラクターの方が主人公に相応しいと判断、そう配置されるのではないでしょうか。
実際、第1部はマジメなジョナサン(第2部のシーザーに近似)に対してヤンチャでくせ者なディオ(第2部のジョセフに近似)という主要登場人物の配置であったと、考える事も出来ますし。
戦隊もので言えば、シーザーは熱血なレッドで、ジョセフはブラックとかゴールドとかの「レア系」個性派サブキャラ、っていうのが、定石の人物配置になるのではないでしょうか。
荒木先生のオリジナリティは、その世間一般ではサブキャラと目される人物を、主人公に仕立てたところにあると思います。 第2部から、「荒木濃度」が高くなっていくんですね。
今回はそのジョセフ独特のクセのあるキャラクター性を深く掘り下げ描写し、読者(視聴者)に共感してもらうため、「語り」のセリフ分量がやたら多くなっています。
戦闘シーンの解説が、名実況のスピードワゴンさん1人では口が足りず、今回はナレーターの出番もかなり多いです。
ジョセフの主人公としての特異性を強調する為に、スピードワゴンには「そんなオモチャでふざけるんじゃあないッ」とか「完全に浮いてしまっている!」とか「こっけいに見える」とか「ヤツの額に傷を付けられたのはラッキーゆえ!」などと言わせてます。
シーザーも、自分はすぐにやられちゃったんだからシュンとしているならいざ知らず、自分のだらしなさは棚に置いて、「おれの友達が死んだというのに!何てやつだッ」とか、「俺はこんなウスバカと付き合っていたのか!」とか、「ブザマな!ヤツはクズだった!!」とたたみ掛けます。
それらでは飽き足らず、ジョセフに対して追い打ちをかけるように、さらにはナレーターにまで「ジョジョはビビッた」とか「見よ!このブザマなヒーローの姿を」「スピードワゴンをおいてまで逃げ出している」とまで言わせているのです。
こらキッツイですわ。 とても主人公に対する扱いとは思えません。 ここまでの扱い、言葉の暴力を受けたイジメられっ子な主人公は、かつてあったでしょうかッ?
ジョセフでなかったら、とっくに「心が折れて」ますわ。 ここまでコキおろされてからに。
しかし一連の戦闘の中で、ジョセフの個性をここまで徹底的に描写した事によって、ジョセフのキャラクターは深く読者(視聴者)の心に刺さり、刻まれる事となるのですね。
「ジョジョ、お前、いいやつじゃん!」と。
ジョセフというキャラ、そして第2部の成功は、このジョセフの性格設定で、全てが決したといっていいのではないでしょうか。
ところで今回こんだけシリアスな展開でも、ジョセフはあくまで一級の天然ボケキャラであり続けてくれます。 皆の期待は裏切りません。
最後、とんでもないピンチを抱えこんでなお、「ウエディングリングだとッ?2個じゃあ重婚罪じゃねえかッ?!」ですからね。
ああタマランッ! 「ジョジョ、お前、いいやつじゃん!」
ところで今回のYESのエンディング曲は、何とボーカル無し、インストゥルメンタルになってしまいました。 一体いくつのバージョンが存在するのでしょうか?
今回はこの辺で。
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