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表題の連続3回放送の最終回が先ほど終了しました。
瀕死の家電メーカーが、3か月以内の再建をかけ奔走する、というお話です。
自分が家電業界出身なもので、ちょっと深めに感情移入して、見ておりました。
まあ、テレビドラマなので野暮と言えばそれまでなんですが、「会社でこんな行き当たりばったりの意思決定なんて、実際はありえないよ」とか「記者会見では絶対使っちゃいけない言葉を連発して、想定問答の練習をしちゃってるし」とか、ギャーギャー言いながら見ていましたが、リアリズムの追及でなく一つの寓話としてみれば、なかなか味わい深い内容ではありました。
ドラマを見て、そのあとNHKサイトの制作関係者のコメントやインタビューを読んでみて思ったのは、今の日本のメーカーはプロスポーツで例えると、現役で永らく成功を収めたベテラン選手が、そろそろ監督やマネージャーなどのチームスタッフへの転身の時期が巡ってきているというのに、簡単には状況を受け入れられず、ちぐはぐしているところなのかな…、と。
メーカーの世界を大きな視野で俯瞰した時、第二次産業が生まれてからしばらくは欧米企業が現役選手だったのが、1950年代頃からデビューした日本企業が徐々に地力をつけ、70年代位から90年代位までは現役選手としての絶頂期を迎えます。
その間、欧米企業はその立ち位置を変え、選手としては引退し、特許となる技術を開発してライセンスを行ったり、製造ノウハウを提供したりする事で、現役(製造)から一歩離れ、後進に道筋を示すリーダー的な役割だったり、現役選手をサポートする役割だったりに、ポジションをシフトしていったと言えます。
そして今、日本企業も、大勢としては現役選手としての役目を終えつつあり、直近だとタイや中国など、その先にはベトナムやインドネシアなどの東南アジア圏の伸び盛りの選手(企業)を導き、サポートする立場に早く移行して行かなければならないのだと思います。
水道や鉄道などのインフラ系では既に、日本の技術やノウハウを海外にも売っていこう、という機運が高まっておりますが、その立ち位置に、日本のメーカーが学ぶ事は多いと思います。
「もの作り」のスピリットを失わない限り、役割は変わっても活躍し続けられると思うのです。 日本のメーカーは。 がんばれニッポン!
ところで番組エンディングや劇中に、主人公達の家電メーカー「タクミ」の社歌が流れてくるのですが、これがまた「あるある」な感じの歌詞とメロディーなんですよね。
こういうディテールが効いていると、他の「ちょっとな~」という粗い部分も、意外に許せてしまったりします。 ダウンロードサービス、やってくんないかな~。
今回はこの辺で。
宜しかったらまた、覗きに来て下さい。


