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いや~、とうとう第2部最大の悲劇が巡って参りました。
ジョースター家やツェペリ家の代々の人間が、先祖様と同じような境遇、運命を重ねるという構図は、多分神話の時代から繰り返されている物語構造だと思いますが、近代では「スターウォーズ」サーガなどが有名ですね。
ダースベーダーことアナキンと息子のルークの人生が、途中までは瓜二つの運命を歩み、右腕を切り落とされるところなんかまで全く同じ、みたいな。
今回の主役、シーザー・ツェペリも、第1部主要人物である祖父のウィル・ツェペリと同様の運命を刻む事となりました。彼の父も含め、ツェペリ家の壮絶な「重奏曲」を奏でたわけです。
歩んだ人生、物語の中での立ち位置が、第1部のウィル・ツェペリと第2部のシーザーで非常に近しい、という事は、第1部のウィルの物語とシーザーの物語を比較する事で、ストーリー・テラーとしての荒木先生の技量の差、成長度合いが、かなり明瞭に比較できる、という事でもあります。
そういった観点でこの二人の物語の完成度を比べますと、シーザーのドラマはまさに「Excellent!」 の一言ですね。
以前、第7話の感想で、ウィル・ツェペリさんがあまりにあっさり倒されてしまうのが物足りない、と書いたのですが、その点、第2部のシーザーは、その最期に至るまでに積み重ねられた、人間味溢れるエピソードがてんこ盛りでした。
その成功の大きな要因として、キャラ設定の巧みな修正が効いていたと思います。
第1部のウィル・ツェペリは老師のような位置づけでジョナサンとは一定の距離感があったのですが、第2部のシーザーはジョセフと同年代の位置づけとなって、より熱く、人間臭い関係性を作る事に成功しました。
ジョジョとの出会い、ワムウとの緒戦、油柱の特訓、ツララの繋がり、そして判れの直前の殴り合い、などなど。
それなのでシーザーが最期を迎えるとき、読者(視聴者)は彼の想い出が走馬灯のように脳裏に溢れ出、第2部ではより深く、主要キャラの最期に感情移入する事が出来ました。
このキャラクター描写の厚みの差が、荒木先生の進化、第2部に賭けた熱量の差として表れており、第2部が大好きという方が多いのも、非常に納得できる仕上がりになっていると思います。
また、アニメスタッフも今回は桁違いの頑張りを見せてくれましたね。
シーザーが戦闘中、乱れたマフラーを整える描写のような、細かい原作補間が何気に随所で効いていましたし、キャラの作画はハンサム度が従来比2割増しでしたし、シャボンレンズの描写は綺麗の一言でしたし、オペラの楽曲を使った音楽もバッチリの効果でしたし。
先週のクオリティがイマイチだったのも、「こういう事だったのね!」という感じです。
文句なく、これまででベストな出来だったのではないかと思います。
アニメスタッフの皆さん、これからフィナーレに向けて更に頑張って下さい! くれぐれもここで燃え尽きないように(笑)!
宜しかったらまた、覗きに来て下さい。