お越し下さり、ありがとうございます。
いやぁ、ちょっと予想外でした。ジョジョが終わりませんでしたね。
テレビ界の通例としては4・7・10・1月に番組改変期があるので、もうてっきり、3月30日放送分で最終回を迎えるものと思い込んでいました。
4月6日に最終回って、なかなか見ない光景ですよね。
さて今回はスピードワゴンの名解説が久々にたっぷりと楽しめ、スピードワゴンファンにはたまらない回となりました。
究極の生命になったカーズに対してスピードワゴンが発するフレーズ、「アルティメット・シング カーズの誕生だッーっ!!」は、現在「報道ステーション」で大人しめにキャスターをやっている、アナウンサー古館伊知郎のパロディではないかと思われます。
第二部が連載された1988年頃といえば、1980-84年頃、猪木をはじめ長州や藤波、タイガーマスク、ハルクホーガンなどが全盛だったテレビ朝日のワールドプロレスリングの実況で古館伊知郎が大ブレイクしたあと局を退社し、フリーとなってフジテレビでF1グランプリの実況をやっていた頃にあたると思います。
古館伊知郎はアイルトン・セナを「音速の貴公子」、シューマッハを「F1サイボーグ」とか、各パイロットにキャッチフレーズを付けていたりしましたので、そんなノリでカーズに「アルティメット・シング」というフレーズが付けられたのではないかと。
何だか時代を感じますが。若い人にはピンと来ないですよね。
さて、かねてより触れております荒木先生の「お笑いの才能」、今回の証明パートとしては何といっても、スモーキーと連載初期の掛け合いを再現するシーンでしょうか。
「たった一つだけ策はある!」「とっておきのやつだ!」
「はっ…ジョジョ、ま、まさか、そのとっておきというのは!?」
→例のオチ
のくだりですね。
お笑いの極意の一つは、同じ所作、同じセリフ、同じシチュエーションを何度も何度も繰り返す事にあります。
ダチョウ倶楽部の「押すな押すな押すな~」→3回目の「押すな」で押す、というネタを、何度も何度も繰り返すみたいなことですね。
あと、「フライングゲット!」(もう古いか)じゃないですけど、一連の決めゼリフもみんなそうですよね。
何回も繰り返される事で、そこに可笑しみが生まれてくるという。「キターッ!!」みたいな感じで。
荒木先生は、作品内にスモーキーが戻った途端、この鉄板の法則をかましてくれます。
いや待て、ひょっとしてこのシーンを再演する為だけに、荒木先生はスモーキーをラストに登場させたのではないか? …というのが、私のうがった作品分析です(笑)。
今回、原作でちょっと分かりづらいのは、カーズがリスを見た後、自分の右手を凶暴なリスに作り変えるのですが、リスの後は花、そして蝶を作り出します。
しかし劇中には、特に花も咲いていないし蝶も飛んでいないんですよね。なぜ荒木先生がカーズの右手をこの2アイテムに作り変えたのか、ちょっと意図が見えずらく、中途半端なエピソードになってしまったかな、と思います。
「カーズは何でも作り出せる」、って事を表現したかったのでしょうけれど、その作り出したアイテムを特に使うでもなかったので、作中に登場させたアイテムの役割どころが中ぶらりんになっちゃったといいますか。
正直、ここはカットするか、使うなら花から毒花粉が飛び散るとか、蝶が毒鱗粉を巻き散らすとかまでやった方が良かったと思うのですが、こんなところまで原作完コピにこだわるスタッフ連中が、なんかジョジョ全肯定のジョジョ中毒者みたいで、愛おしいです(笑)。
さて次回こそ本当の最終回、心して拝見しようと思います。
宜しかったらまた、覗きに来て下さい。