12/9の朝刊にかながわ憲章が発表されていました。
7月の相模原の事件を振り返って、創られたものですが
私には違和感がありました。
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一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします

一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します

一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します

一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます

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「いかなる偏見や差別も排除します」というこの「排除します」が、
この内容に相応しくないように思われました。

偏見や差別が「排除」そのものだから・・・。

私ならなんという言葉にするか、考えて見ました。
「偏見や差別を自覚します」・・・かな。

自分自身の胸に手を当てても「私は偏見や差別はない」とは言いきれない。

自覚のないところに差別や偏見があるように思うから。

 

以前、「いじめ撲滅」という文科省のスローガンがありました。

今でもあるのかな?
この時も、ぞっとしました。撲滅なんて、暴力的!と思ったのね、
これではいじめは減らないと。

 

言葉は力です。皮肉なことに、反対の意味を含めてしまうことも。
こんなことを考える毎日です。    BY ちゃびん