ただいま入院中のしーたです。

あまりに暇なので、積読になっていた未読本を読んでいます。



20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義/ティナ・シーリグ

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この本を読むと、いかに人々が一般常識にとらわれ、周囲の空気に縛られ、問題解決を困難にしているか、そして、飛躍のチャンスを棒に振っているかということに気がつきます。


私自身も、発想がとっぴだと言われることが多くあります。

しかし、他の人がとっている方法を投手している限りは、いままでと同じ結果かそれ以下の結果しか得られません。


未知の問題に遭遇したとき、従来の方法では解決できない(からこそ、問題になっているわkで)、そんなときには柔軟な発想ができなければ、解決はできません。


先日、ある研修で課題が出されました。

講師が、グループ討論の前に、一言。


「できる限り、常識的な発想ではなく、自由な発想をしてください。普通ではないことを考えてください」


グループで問題解決を図るのですが、私の発案したアイデアは、同じチームの人々には、飛躍した発想のように感じられたらしく、常識から外れている、プロジェクトの費用を考えると…などと理由付けして軽く流されました。

実は、発案は非現実的なものではなく、私自身が昔、度つぼにはまっているプロジェクトで実践をして、みごとに火を消しとめた方法だったのです。


その経験談を話すと、半数のメンバーは、聞く耳を持ちはじめました。が、頭の固い連中は、問題解決に対して本質的でない問題をあげつらって、「常識的」な方法をとろうとしました。


実際のプロジェクトであれば、私自身も全責任を自分がとるからこの方法でやらせろ…ぐらいのことは言うところですが、演習なので適当に切り上げました。


さて、演習時間が終わって、講師が話し始めました。

実は、実際のプロジェクトの実話だったらしく、その火をみごとに消し止めた方がゲストでお話をされました。


聞いてびっくり。


私が提案した方法とまったく同じだったのです!

そうした発想と行動をとるための着眼点もまったく同じ。

最後に

「このように、常識を取り払って考えることが、問題解決には必要なのです」


これを聞いてさらにびっくりしました。


だって…

私にとっては、まったく「飛躍した発想」ではなかったからです。

現状を見極めて状況を分析すれば、自然に行き着いた解答だったのです。


…こういうことが、普通の人には、ものすごく難しいことなのか?!



どうりで、いままで周囲との摩擦が絶えなかったわけです。

私が、「自然にいきつく」と考えた解答は、普通の人にとっては、「常識を取り払って初めて行き着くことができるスーパー解答」だったわけです。


ちなみに、

同じグループで反対したメンバーが罰悪そうにしていました。


このときに、私は確信しました。

「周囲に反対されたからといって、その発想が悪いとは限らない。」

というjことなのです。


もし、このゲストの講師の実話がなければ、私の発想はとっぴでとんでもない方法だ、で終わったかもしれません。実際にそれを実践して大成功を収めた人がいたからこそ、「常識的な人」にも「すぐれた発案であった」ことが証明されました。


私がグループの半数のメンバーを納得させられたのも、すでに実行して成果を挙げたという実績があるからこそ、耳をk手向けてくれたのです。


では、初めてこの方法を実行しようとしたときはどうでしょうか。


おそらく、誰もうなずいてくれないでしょう。


実際に、私が実行しているときは、周囲は「何を非効率なことをやってるんだ」的な目で見られていました。

しかし、実績が出るにつれて周囲の目が変わりました。


そう。

周囲に反対された、賛成してもらえなかったとしても、それは、そのまま、自分の発想が「使い物にならないバカなもの」であるということとは、まったく別物なのです。


一般の「常識的な発想」の人々は、「実績がある」ものしか認めません。


それは、何を意味するかというと…


まったく新しいもの=ばかげたもの


という判断しか下さないわけです。


そして、勇気ある「誰か」が実行して実績を上げると群がってきます。


だから、私は思うのです。


私は勇気ある「誰か」になろうと。



なぜなら、発達障害の人は、一般常識を一生懸命に覚えてがんばっても、やはり「自然体」ではないのです。

そどうしても限界があります。

つらい思いをして、神経を張り詰めて「常識」を身につけて、「ふつうの人」の着ぐるみを着て生活をしても、やはり、違いに苦しみ続けるわけです。


普通の人にとっては、常識的な道を選択するほうが楽です。

そして、普通でない道を選択することは、ものすごくしんどいことです。


けれど、発達障害の人は、常識的な道を選択してもしんどいのです。

しかも、しんどい割りに、その努力で得られるものは、「中途半端な普通もどき」でしかありません。

努力の割りにあいません。


同じしんどい目をするなら、常識的ではない別の道を選択し、自分自身の発想を行かせる道へ進んだほうが、苦しくても辛くても、がんばれるでしょう。そして、人生の大きなチャンスにもめぐり合えるでしょう。

何よりも、自分が輝けると思うのです。


私は、発達障害の人の社会的役割は

勇気ある「誰か」になることじゃないか…


普通の人が四苦八苦して「柔軟な発想」を手に入れようとしているものを

発達障害の人は、生まれながらにして持っているのです。


なんて贅沢な!!!


この本を読んで、その役割が発達障害の人にぴったりだと私は確信できました。


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(アマゾンでは、なか見検索ができるので、冒頭部分が読めます。きっと、読みたくなりますよ!)


いま、「発想がとっぴ」、「発想が飛躍している」、「非現実的」と否定されている人へ。


それがゆえに、道の途中では否定されることや、妨害されることが人よりも多くあるでしょう。

否定されても、実績を上げれば誰も文句をいわなくなります。

自分の信じる道をあきらめずに貫いてください。


そう、発達障害の人が生きていくために、一番必要なことは、

「あきらめない心」

なのです。


すべての発達障害の人が

勇気ある「誰か」に

なるのを応援します!


これは勇気はいらないので

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ぜひ、ぜひ、一度よんでみてください。