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前回、大好きなおばあちゃんの最後の絵の教室で、おばあちゃんを描きました。
それから、間もなかった頃だったと思います。
ある日、どんな理由だったか、もはや忘れてしまうほど些細なことで、母に叱られていました。
いつもなら、黙って怒られているところだったのですが、その日はあまりにもボロクソに言われました。
ほんまに、あんたは何をやってもダメな子や!
何一つええとこなしや!
延々と言われ続けて、悲しくなりました。
いつもの事だとは言え、自分はそんなにもダメな子なのか…
何をやってもダメな子なのか…
思い返せば、学校でも家でも近所の友達の中でも、どこへ行っても、自分は人よりも劣っていると感じることばかりでした。
正直なことをいえば、そんなことをことさら言われなくっても、自分が一番よくわかっていました。
自分は何をやっても人並み以下で、ダメな子。
そんなこと、言われなくても、自分が一番知っている。
怒られている本人が、身にしみて一番わかっているんです。
そんな自分がイヤでも、
毎日、毎日、辛い思いをして生きるしかなかった…。
学校では先生に怒られ、家では親に怒られ、外へ出れば友達にいじめられ…
行く先々で、みんなに、
「お前は何をやってもダメな子」
だと思い知らされる。
そんな私に、たった一筋の光が「絵」だったのです。
祖母の絵の教室と3年生の担任の先生おかげで、「絵だけはダメじゃない」と自信をもてたのでした。
私だって、できることはあるもん!
何にもできないダメな子じゃない!!
そう心の中では叫んでいました。
そして、母にそれをわかってほしくて、泣きながら訴えました。
「そやけど…、そやけど…、絵だけは上手なったって誉めてくれたやんか…」
私にとっては、最後の望みでした。
けれど、母としては、しょんぼりとして反省しているほうが気分がよかったのでしょう。(この辺が、"空気が読めない"といわれるところなのでしょうね。)
そばにあった祖母の絵を取り出して、
「なんや!こんなもん!(背景の水玉をさして)こんなごまかしばっかり、うまなっただけやないか!!」
と怒鳴ると、いきなり絵を真っ二つに引き裂いてしまったのです。
その瞬間…
目の前で起きたことが信じられませんでした。
自分の描いた大切な絵が…
しかも、私の大好きなおばあちゃんの絵…
それが、私の目の前で、ボロクソに言われて、真っ二つに引き裂かれたのです。
絵が引き裂かれると同時に、
私の心も引き裂かれた気がしました…
…すみません。
書いてて、あまりにも辛いので、
今日はここで終わりにします。
あすぺちゃんは
毎日、毎日、
行く先々で
「ダメな子」だと
思い知らされているのです
せめて、
あなたの前だけでも
辛い思いをさせないでください。
お願いします。
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