- 僕とエレカシの出会い
「エレファントカシマシ」という存在は僕の好きな実況者がたまに話題にしてたので知っていた、「奴隷天国」という曲が漠然と凄い事だけは頭に残っていた
そんな僕が初めてエレファントカシマシの曲を聴いたのがYoutubeLiveでやっていた「FUJI ROCK FESTIVAL'18」
その中で歌っていた「奴隷天国」だ
何気なく開いたフジロックでたまたま歌っていてビックリした、なんとなく時間があったら聴いてみようかと頭の隅で考えていた所に出会ったのだから驚いて当然だ
「なんて前衛的な責めた歌詞なんだろう、すげーや」
「(YoutubeLive内の)チャットでも言ってるけど変な動きする人だな」と最初は思ったはず(正直覚えてない)
その後じっくり聴かず最近ハマッている原始生活の動画を見て過ごした…
後にエレカシにドハマリしフジロック2018のタイムシフトが見れないので後悔する事をこの時の俺はまだ知らない・・・・
その後、僕の好きな実況者が
『「歴史」という曲をまだ歌詞もないころにフェスでやった「歴史前夜」が凄い』
とつぶやいていたので聴いてみるとなんだか涙が溢れた
- 「歴史前夜」という曲を知っているかい?
僕はつい最近まで知らなかった
2003年8月3日のROCK IN JAPAN FESTIVALで「歴史」という曲をまだ歌詞もないころに演奏した「歴史前夜」 、本当に素晴らしいので是非一度聴いて欲しい
僕はエレカシを最近知ったにわかなので、本当の解釈とか背景は分からないから自分なりに感じた事を書こうと思う
まず冒頭に宮本さんが
「昨日の夜、ホテルで寝たんですけど、やっぱ、なんか恥ずかしいことが多いんですよ
一人になると、もう、こう懺悔するわけじゃないんだけどさ
なんか、恥ずかしいことばっかり浮かぶんですよね、部屋にいるとさ
そう、だから、エブリバディ、ロック・イン・ジャパン・フェス 楽しもうぜ」
と語っている
この『なんか恥ずかしいことが多いんですよ
一人になると、もう、こう懺悔するわけじゃないんだけどさ
なんか、恥ずかしいことばっかり浮かぶんですよね、部屋にいるとさ』が僕の心を掴んだ
そして始まる演奏、このメロディー、宮本さんの何かを伝えようとしている叫び
気づけば僕は「自分自身が過去に起こした恥ずかしい事」を思い出していた
見栄を張る為についた嘘や行動、意地っ張りで素直になれない僕を恥じていた
そんな自分が懐かしくも恥ずかしくもあって、懺悔するわけじゃないけど泣いていた
歌詞が無いからこそ、自分の人生が思い浮かぶ
自分の人生が歌詞となり頭に浮かび、宮本さんの声と共に一つの曲になっていく
自分の人生が歌詞になる曲がかつてあっただろうか?
僕は、この冒頭の語りが全てを説明してると思っている
宮本さんの人には語れない自分にしか分からない人生での恥ずかしい事
それを言葉にならない、できない想いを叫んでいるから、心に響いてなにかを感じるのだと思う
曲に歌詞が無くとも心に響く事を僕は学んだ
- 「歴史」の行方
ここまで僕の感じた事を書いたが、どうやらそれはとんでもない勘違いだったらしい
らしいというのは誰も分からないのと僕の少しでもそうあって欲しいという願望である
「歴史前夜」から歌詞付けされた「歴史」これがまさかの「森鴎外」に向けてのメッセージである事に度肝を抜かれた
確かに、森鴎外は素晴らしい人だと思う
宮本さんの森鴎外に対する愛も知っている
しかし、こんな恵まれたメロディーにまさかの森鴎外
正直、もっと違う歴史の行方を見たかった
でも僕は、なんだかんだ言ってエレカシが好きなので、今日もこのj曲を聴いて「死に場所」を求めようと思う