第45号                     2024-5-10   (毎月10日発行)   | あすなろ囲碁静岡県連合会

あすなろ囲碁静岡県連合会

文化としての囲碁を愛し、囲碁による健全な子どもの育成と、囲碁の普及を目指す集まりです。

 第45号                     2024-5-10   (毎月10日発行)  

あすなろ                              

 囲碁文化を愛し、囲碁により           あすなろ囲碁静岡県連合会  

健やかな子どもの笑顔と                  会長 (前 袋井市長) 原田 英之

 囲碁の普及を図る集まり                副会長 江面 雄次・相談役 中村 久男 

                       事務局長 渡辺 浩

 「大凧澄んだ空へ」の次は、首相3泊6日の強行軍で「国民の目をそらそうと」必死?

 私たち「囲碁宿伝」は、GWのついでに一休み。その後の巡回スケジュールは次の通りです。

 

1.       藤枝宿「藤枝市立藤枝小学校」2024年6月5日(水)入門教室開催予定 

4年生 9:15~10:00  4年生10:15~11:00の2時間の授業が、原田会長の口利きで確定しました。

鈴木宏征校長先生は、袋井高校の出身  ということで会長とは話が弾み、楽しい教室が期待できそうです。

掛川宿「掛川市立中央小学校」は故あって、掛川市長のお父さんが交渉していましたが、最初の話から大分変更が生じ、開催の日時等は下記の通りまだ決まっておりません。

 去る6月2日中村相談役と渡辺が「掛川中央小」を訪問し、殿岡教頭先生と次のような打ち合わせを行いました。

 今回、学校は囲碁クラブを立ち上げる計画で、5月8日に4、5、6年生を対象に囲碁入部を呼びかけ、人員等が確定したら、6/14,6/21,6/28の三回に分けて部活をスターとさせる予定。

 また、次の島田宿、金谷宿も会長の交渉で順次具体的になる予定です。

以上のように紆余曲折を経ましたが、日時等が確定次第改めて皆さんに連絡させていただきますので、多数の

出席をお願いいたします。

 

2.       次に久しぶりに感動した「碁縁」の話です。

5月の中旬、突然「日大三島高校の松岡」と名乗る「囲碁将棋部」担当の先生からの電話が入りました。

先生は「当校では囲碁将棋部と名乗 っていますが、実は囲碁を教える先生は一人も在籍せず、従がって囲碁を学ぶ生徒は一人もいません。ところが今年の新入生で二人の囲碁希望者が入ってきました」

「そこで、当校では囲碁の先生を捜すことになりましたが、思いだしたのは私が小学生の頃、裾野のあすなろ囲碁教室で渡辺先生に囲碁を学んだことでした!」

 私は咄嗟のことで、この先生の事は全く思いだせず、ただただ驚いているだけでした。

 電話をいったん保留にし、すぐさま教室の名簿を引っ張り出して捜したところ、なんと21年も前の2003年の生徒名簿に松岡駿介という名前を見つけました。

 この年は例の「ヒカルの碁」ブームが終わった年で、久しぶりで「ヒカルの碁」ブームを思い出させてくれたと同時に、「蒔かぬ種は生えぬ」の(ことわり)が21年の歳月を経た今、まいた種が見事に花開こうとしている現実でした。

 私は講師の件は否応もなく承諾し、GM明けに日大に伺うことにいたしました。

 たったこれだけの経緯(いきさつ)ですが、これは理屈の世界ではなく、子どもを教えた経験がないとまず味わうことができない‶囲碁により繋がる″幸せな一瞬でした。

 俗に十年ひと昔と言いますが、ふた昔も前の縁が、人と人を繋いでくれようとしています。

 多分30歳過ぎの若い男性の顏を、あれこれ想像し、お会いしたらなんとお礼の言葉を掛けたらよいか?

 その時は、私のようなガサツ者が言うのはおこがましいし、また大袈裟は百も承知で恰好を付けますと、こんな風に感じている自分がいました。

「助ける事、助けられること」

 人として生きていくために大切な言葉。

それは「助けてください。手を貸してください。」

「私にできる事はありますか。手をお貸ししましょうか。」

希望は、助けを乞う自分の中にあるのだろう。

 

3.       「井の中の蛙…」だった。

  次は、昨年トヨタを退職し神奈川県の実家に帰った、元会員の「水田厚志」氏からメールをいただきました。 原文のまま、紹介させていただきます。

「閑話休題 こんばんは水田です。あすなろの資料、ありがとうございます。

 さらなる発展を祈念しております。

 私の大学囲碁部時代の友人で京都大学囲碁部OBに喜多宏さんがいます。

 彼はヒカルの碁の漫画を小学校に配る事で、小学校に囲碁を普及させるためのきっかけ作りの活動をしています。

 彼がフェイスブックで活動紹介と協力者募集をしておりましたので、渡辺さんの小学校校長との人脈を役立てて頂けるならと思い、紹介させていただきました。

 以下は彼の活動紹介分の転記です。

 岐阜県高山市の11の小学校8の中学校に同市教育委員会経由でヒカ碁セットを寄贈しました。

 この寄贈で102か所(一年で100カ所越えです)記念にいつもはXでしか広報しないけどFBでもしています。 皆様のご参画をお待ちしています!

  方法は①コミック/現金の寄付 詳細はインディゴhpをご覧ください。

 寄贈実績も掲載

 ②小学校/教育委員会等にアタリをつける ③寄贈しちゃう ヒカ碁寄贈pitサポータークラブ(ライオングループ)に入って頂ければノウハウや資金をご提供します。

 ④東京都/愛知県名古屋市/岐阜県高山市などでヒカ碁寄贈をテコに小学校(学童)などで囲碁教室を始めています。」         

 囲碁教室のスタッフをやりたい!

  自分がやっている教室への導線に活用したいという方もご連絡下さいませ!」

 

水田さんから以上のような [「INDIGO」団体×つながる ]囲碁×つながるを合言葉に活動を行っています。

という言う紹介文とチラシが送られてきました。 

 私は正直言って驚きました! 世の中は広い、あすなろのいままでの活動を、ある人は「こんなことをやっているのは日本中であすなろだけですね」とほめていただき、結構いいつもりになり、多少の自惚れの気持ちも芽生えてきたことは確かです。

 年間102の小中学校へヒカルの碁全集を寄贈するなんて、思いもつかない、スケールで「世の中には上には上がいるものだな」と、正に‶横っ面を殴られた″思いでした。

 これから改めて、あすなろの現在までの活動に甘んずることなく、会員の皆さんの意見を行動の指針として、今後も頑張ろうと反省いたしました。

水田さん新しい情報を、ありがとうございました。

 

4.      それでは恒例の「囲碁川柳いろはカルタ」で、肩の凝りが少しでもほぐれたら幸いです。

あすなろを題材に始めましたが、今回より「東海道」になります。

『鈍行が よいと 碁狂の二人旅』 終点ですよ なあにまだまだ。

 これについては、現在はほとんど車で出かけることが多く、汽車の中で携帯の囲碁セットで囲碁を楽しむなどという風景はまず見られなくなりました。

 時代は大きく変わり、こんな話も通じなくなってしまいましたか?。