面白い本を見つけました。
その名も 「鍼灸師なんてならなきゃよかった」です!
現役鍼灸師にとっては、心が重たくなるようなタイトルですが・・・
著者の本音全開で世間に語りにくい真実の形の一つかもしれないことを書いてあります(口ごもった言い方ですが)。
鍼灸師として仕事がしたい人にとっては心を折るというというか、
デメリット(この著者にとっては鍼灸師という仕事にメリットはほぼないように思えますが・・・)を隠すことなく、
忠実に表現しているある意味”良本”とも言えます。
鍼灸師となってから心がぐらつき、リタイヤする可能性があると思われる鍼灸学生は事前に一度読んだ方が良い、
いわゆる”ふるいをかける”本でもあるかなと思いました。
そして、本書を手に取り読んだ後に、気持ちに大きな揺れが生じたなら、
私もこの著者の言う通り鍼灸師になるべきではないとおもいます。
結論から申し上げますと、
鍼灸師で一般的なサラリーマン以上に(いや、並みに)収入を取り、飯を食べていくのは大変だということです。
まあ、これは鍼灸師にかぎらず理美容の業界なども同じだと思ますが・・・。
著者は町田たかゆきさんという方で、脱サラをして鍼灸の専門学校に入学し、
資格を取得後、開業。その後、経営がうまくいかず廃業され、今は別の道に進んでいるようです。
町田さんが著書で言っているように、鍼灸師になりたくて、鍼灸の専門学校に入学する前にこの著書を手に取り、もう一度よくよく考えてみてくださいと強く語られています。
友人が鍼灸師になると言うならば、”殴ってでも辞めさせる”とも書いてあります。
実際の内容につきましては、ぜひ本書を手に取っていただき、読んでもらえたらと(私はkindle版を読みました)思います。
題名にある通り、町田さんは鍼灸師にならない方が良い理由を以下10章にまとめています。
理由 1【 専門学校 の 学費 が 高い】
理由 2【 鍼灸 師 は 最低 レベル の 低 収入】
理由 3【 就職 先 が ない】
理由 4【 本当 の 治療 効果 を 出せる 人 は わずか】
理由 5【 鍼灸 は あまり 効か ない?】
理由 6【 コミュニケーション 能力 が 必要】
理由 7【 大 成功 し ても 普通 の サラリーマン 程度】
理由 8【 保険 が 使い づらい】
理由 9【 鍼灸 資格 者 の 数 が 急増 し て いる】
理由 10【 需要 が ない!】
【 理由 の まとめ】 ~ 鍼灸 師 じゃ なけれ ば いけ ない 理由 は?~
~ それでも 鍼灸 師 になり たい なら ~
~ さ い ご に~
気になる方は一度読んでみてはどうでしょうか?
