治療が合わないとはどういうことか? | ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

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あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

先日、ある患者さんがお知り合いから「とある整体に行ったが、合わなかった」という話をされたそうです。

それで「治療が合わないとはどういうことなんですか?」と質問を受けました。

 

なるほど、

治療が合わないというものの根本にあるのは”不満足”だと思います。

 

何故不満足になるのか?

①そもそもその先生またはスタッフまたは環境等への不満足

②治療方法への不満足

③治療の結果への不満足

 

などが考えられるのではないでしょうか?

 

施術者と患者は  ”お金を頂き(払って)、施術を中心とするサービスを受ける(与える)”関係です。

 

この方程式が=(イコール)以上の満足を得られないと、満足しない  ⇒  治療が合わない  ⇒  リピートしない=脱落

につながります。

ここでいうリピートとは患者さんの悩みが解決するまでリピートしないということです。

 

施術料金や距離(利便性)、知り合いの紹介の有無などでこのあたりのハードルは若干変化します。

 

①に関していえば

いわゆる「腕はいいのだけど・・・」というパターンでしょうか?

「先生がむっとしていて話しをしてくれない」

「担当スタッフが毎回変わるので、気疲れする」

「院内が汚い」など

 

中には「なんか生理的に嫌!」というのもありますかねえ。

 

②に関しては

効果はあったが痛かった、怖かったというパターンですね。

鍼灸を中心に施術している当院でもあるパターンです💦

「ハリが痛い」

「灸が熱い」

「整体でボキボキならされて、怖かった」

「揉んでもらったが、力が入ってなくて気持ち良くなかった」

など

 

③は効果がみられなかった、治らなかったパターンですね。

「○○さんには効いたけど、自分には効かなかった」

「△△さんが良いって言ってたけど、自分は改善しなかった」

など

 

今回のケースをよくよく聞いてみると、

治療後に腰痛が悪化して、大変だった。

そのことを先生にTELしたら、数秒沈黙が起こった。

            ↓

       治療が合わない

 

となったそうです。

その後、悪化した後にどうなったかお聞きしましたら腰痛は改善したそうです。

そして、合わないけど?、定期的に通うか迷っているということでした。

 

つまり、悪化した後に改善したようですね。

当院でも施術後に一時的に痛みが増強した後に、ストンと痛みが取れることがあります。

慢性の患者で多いパターンでその後に結構楽になります。

健康の階段を一つ登ったということです。

 

私も若いときには同じように「痛くなりました!」電話が来て、それ以来来院しなくなることがありましたが、

最近では自分の治療法の特徴が理解しているためトラブルにはなりませんし(ならないような対策をしている)、焦ることもありません。

 

今回の話では

治療後に痛くなったこともありますが、

①院長が事前に痛みが出ることを説明しなかった

②電話で沈黙をおきた(患者さんからしてみたら、施術者の想定外のことが起きたと感じてします)

ことによる不安と不信感から起きたことだと考えられます。

 

その後に腰痛が良くなって、定期的な通院を少しは考えてることからも、結果には満足しているのだと思います。

 

③(治らなかった)のは防ぎようがないですが、その他のことは防げることですね。

 

自分も気を付けないと!と思いました。