たまに山登ります。
といっても地元の低山が中心の日帰り登山です。
山登りを始めたきっかけは鈴木ともこさんの「山登り始めました」(通称:山はじ)という漫画です。
自分でもこんなにもハマるとは思いませんでした(笑)
開業してからは殆ど登れていませんが、夏に安達太良山、この間七ツ森に登ってきました。
山登りをすると色んな人がいます。少し前は中高年が多かったと聞きますが、今は若い人に出会うことが多くなりました。「山ガール」という言葉がありましたけど、今やスポーツショップの登山コーナーはお洒落な物がずいぶん増えています。物によっては街で着ても全く違和感が無いものも多いです、そして丈夫なんですよね、お高いけど。
老若男女、
登るのが速い人、遅い人、
おしゃべりしながら登る人、黙って黙々と登る人、
夫婦、カップル、友人、兄弟、親子、
犬と登る人、猫と登る人、いや猫はないない(;´Д`)ノ
登っていて自分より速い人には道を譲り、遅い人は追い越し、自分のペースで登ったり降りたりと。
中には随分年配の方でもすごいスピードで歩く人がいます。
特に下りはささささっーってまるで仙人のように降りる人がいて「スゲーなあ」(゜д゜;)
と感心してしまうこともあります。
山登りをしていると決まって脳裏をかすめる歌があります。
じ~んせ~いら~くありゃ♪、苦~もあ~る~さ~♪
そう、あの水戸黄門の主題歌でもある「ああ人生に涙あり」が流れてきます。
「ああ人生になみだあり」 作詩 山下路夫 作曲 木下忠司
1 人生楽ありゃ 苦もあるさ
涙のあとには 虹も出る
歩いてゆくんだ しっかりと
自分の道を ふみしめて
2 人生勇気が 必要だ
くじけりゃ誰かが 先に行く
あとから来たのに 追い越され
泣くのがいやなら さあ歩け
3 人生一つの 物なのさ
後には戻れぬ ものなのさ
明日の日の出を いつの日も
目指して行こう 顔あげて
4 人生涙と 笑顔あり
そんなに悪くは ないもんだ
なんにもしないで 生きるより
何かを求めて 生きようよ
特に2番の”くじけりゃ誰かが 先に行く あとから来たのに 追い越され”
というフレーズが登山の道を譲ったり、譲られたりするときに頭に浮かんでくるのです。
山登りの頂上の爽快感は何物にも代えることができないものあります。
場所によってはお金を持っていても無理な山もありますしね。
何より苦しい中自分の足で一歩一歩先に進む行為はまるで人生のようではないかと思っています。
頂上をいかに速く登るかということをやっている人もいるし、ゆっくり地道にしかし確実に登る人もいる、友人とのおしゃべりを楽しんでいる人もいるし、頂上で食べる食事に凝る人もいます。登山後の温泉やお酒を楽しみに登っている人もいます。
ほら、何となく”人の道”っぽくないですか?
登っている途中は傾斜がきつくて苦しいときもあります。すばらしい景色が見えて感動することもあります。不慮の天候でひどい目に遭ったり、亡くなったりすることもあります。
「人生に涙あり」のフレーズが浮かんできませんか?