ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

ゴッドハンドではない鍼灸師の日々これこれ

あすなろ院長が臨床で感じたこと、その他について気軽に書いていきます!(*^-^*)

久しぶりに鳴子のオルレを歩いてみた。

2年ぶりだろうか?

3年ぶりだろうか?

 

直前まで、鳴子温泉駅から新庄駅までの区間が令和6年7月25日の豪雨による土砂流入により運休しているということを知らなかった。

なのでいつも使う10時頃鳴子温泉駅を発車する電車は無いので途方に暮れていたが、

代わりに代行バスが出ていることで安心した。

ところがこのバスの運行時間は、電車のそれとは違い午前中は8時55分しかないため、

朝に余裕がない。

鳴子温泉 湯めぐり駐車場に車を駐車し、鳴子温泉駅に向かう。

 

JRの代行バスは、鳴子温泉駅の端から出るのだが並んでいる乗客10数名(結構いるな・・・)は何やらチケットを持っていた。

駅の改札で、チケットを購入して乗るということだったが、現金でも可能だということだ。

鳴子温泉駅から中山平温泉駅までは180円であるが、私は10円を持っていなかった・・・。

運転手さんに聞くと、おつりは出ないらしい。

今から駅でチケットを買う時間もないし・・・20円くらいはしゃあない・・・

 

中山平温泉に着くと、下車したのは私を含めてもう一人だけだった。

皆さんはどこへ??赤倉温泉ですかいな??新庄ですかいな??

200円を運転手さんに渡すと、コインと乗車券を入れるとことはガムテープで塞がれていた・・・。

電車の代行バスだからあくまでチケット専用なのねと自覚した。

 

中山平温泉駅を出発して、ずんずん歩いていくと、

何か体調がわりぃことに気が付いた。

そう寒いのだ、でもその寒さは寒気ではないので風邪を引いた感じでもない。

身体が冷えているだけなのだが、このまま山の中を歩き続けるのは、少しつらいなあと思った。

 

昔、阪急岡本駅から有馬温泉まで六甲山登った際に1月2日だったため、身体すっかり冷えてしまったのだが、

期待していた有馬温泉の共同浴場が2日までお休みで、その後、体調を崩した苦い思い出があった。

 

なので、このような時はすぐに身体を温めたい!と思ったので、途中の”しんとろの湯”にお邪魔することとした。

さすがはしんとろの湯である。中山平温泉特有のとろりとした食感は気持ちが良く、芯まで温まるのを感じた。

ここのお湯は、メタケイ酸が豊富なので温まる+スベスベになるのだ。

 

話しは変わるが、中山平温泉のご当地キャラクターである「中山ゆころん」ってかわいいと思いませんか?

フェイスタオルの絵柄がすごくかわいいのでお勧め!!(特にクチの角度が・・・)

 

古い民家の軒下にはジョロウグモがいっぱい。

昔、ザ・シェフという漫画があってクモはチョコレートの味がすると書いていたが、

実際は豆っぽい味がすると書いてあるブログがあった・・・

 

 

 

さて、身体も温まってずんずん47号線沿いを歩いていき、花渕荘さんの方に渡って進むと、いよいよ鳴子オルレの入り口である大深沢遊歩道入口につく。右のクマに注意の看板が、生々しい。

 

少し暗いですが、まだ紅葉が最盛期ではない。

 

 

澤の橋の上から。水が冷たそう。

 

このあたりで、爆音の洋楽が前方から聞こえてきた。

多分都会から来た20代の若者だろうか?

「すいません、この先のゴールまで行って戻ってくるのに何分くらいかかりますか?」というので、

「だいたい50分くらいあれば、可能だと思います」と答えると、

「・・・やっぱバスの時間もあるので戻ります」

「さいこー、フォー!!」

と踊りながら来た道を戻っていった・・・何者??

 

 

一旦、47号に出て再び、森の中へ

”クマ出没中”が嫌にリアルです。

 

 

花渕山が見える。

 

鳴子オルレのシンボル(と私がかってに提唱している)である”三角の木”

 

イノシシかなんかの足跡

 

まだ少ないがそのうちふかふかになるくらい落ち葉が敷き詰められる道

 

クマよけの鍋、叩いて音を出す。

よく見ると結婚記念の鉄鍋だろうか、男女の氏名が掘っている。

 

 

この辺は針葉樹林が多いので、紅葉は少ない。

 

日本こけし館に着いた。

本当は、ここから尿前の関を横切り、江合川沿いを通り、畑の間を歩き、鳴子温泉駅に行くのだが、

なんとなくこけし館に行きたくて、立ち寄ってしまった。

 

こけし館の駐車場から望む景色・・・良いですねえ

 

ここから、宮交バスの特別限定臨時バスである”紅葉号”に乗って帰ることにした。

平日にかかわらず、バス内はものすごい密度!!

 

急いで帰らなきゃ、って言ってたフォーの若者も乗っていた。

急いでいたんじゃなかっのか?君は??

 

こけし館からなる温泉駅まで運賃が300円!

臨時バスだからしょうがないね。

 

9月から鳴子温泉駅から新庄駅までの区間の復旧工事が始まっているそうで、

それが完成したら再び鳴子峡名物の紅葉時期のトンネルから頭を出す陸羽東線が拝めると思うが、

10億円とは・・・

 

 

それはJRだけで負担するのか?

いや、そんなわけないだろう!

路線を通る自治体の負担も少なくはないだろうな・・・。

 

以前、ブログでも書いたが、陸羽東線開通した100年のうちに沿線沿いに企業誘致するなど何もしなかった大崎市も悪いと思うけどね。

今からでも遅くないから、農地転換して企業税を優遇して企業を誘致して工業地帯を作るとか、

農業・食品関係やバイオ関係の国の研究所を誘致することを願わずには言われない。

 

ドキドキしながらのオルレだったが、11月の半ばになり(今書いているので・・・)、熊アラートも少なくなり、

熊も冬眠に入ってきたらしい(よかったよかった)。

 

来年も安全で楽しい山登りが出来ることを心から望む!