最近、体調が悪い人が増えている気がします。
症状としては、胃痛、胃もたれ、食欲不振など消化器系の症状を中心に、倦怠感、不眠、寝違え、急性腰痛などなどです。
そして口々に最近の暑さのことを口にしていることが多いようです。
確かに現在梅雨入りしていますが(関東甲信越・東海は梅雨明けしたようですが)、
30℃を超える日が続き、長雨のシトシトとしたこの辺で言う”すけ寒い”とは程遠い日々です。
では実際の気温や湿度などはどうでしょうか?
気象庁のデータから、引っ張りだした宮城県(仙台市)の気温と湿度を以下に示します。
気温に関しては、最近数年は6月の気温の高さが目立ちますね。
湿度に関して、そう大きな差は無いようです。
ではこれをもとに不快指数を割り出してみます。
(表はWikipediaより)
不快指数とは、夏の蒸し暑さを数量的に表した指数で、
75以上で約半数の人が不快と感じ,80~85でほぼすべての人が不快と感じるそうです。
不快指数 DI (Tは気温℃、Hは湿度%)
DI=0.81T+0.01H×(0.99T−14.3)+46.3 |
この式を使ってみますと、以下のようになります。
こうやって割り出すと、近年ではDIは6月、7月が高いことが分かります(今年はまだ途中だが・・・)。
したがって、皆様が調子が悪くなるのも理解できます。
さてこのような気温・湿度が続いておりますが、対応策としましてはやはり”湿度”です。
湿度が下げるようにすることで快適に過ごすことができます。
エアコン+扇風機を使うことで室内に涼しい気流ができますが、その気流が皮膚表面のこもった熱の層を壊し、
体感温度を下げることができます。
あと、意外ですが昨今メディアで「水分補給、水分補給」と叫ばれてますが、
水分の摂り過ぎは良くありません。
消化器系に負担をかけ、倦怠感につながることも多いです。
これを東洋医学的には「水毒」と言います。
したがって、水分を補給すると汗が出る人や胃の中が水分でぽちゃぼちゃする人は制限した方が身体が快適になります。
また、水が体内にたまった状態を診るのに一番早いのが「舌」です。
↑は私の舌なのですが、体質的に水の代謝が悪く、調子が悪いとこのように舌がぼてっとむくみのために
歯の跡が舌縁に付き、色も白っぽく、舌苔も全体に付きます。
こうなると、「水出しの儀式」として、サウナで汗をかきに行きますと調子が戻ります。
皆さんもご自身の舌を鏡で見てみましょう!
今年も猛暑が予想され、暑い日が続きますが湿度の管理とご自身の体質に合わせた調節をして乗り切ってください!