ドラマ「素晴らしき哉(かな)、 先生!」
学園ドラマは昔からたくさんありますが、このドラマは最近の若い先生や高校生のリアルな感じがよく出ていておもしろいです。
またドラマの中で主人公の先生がつぶやいている「#教師のバトン」は、文部科学省が推進しているプロジェクトで、当初はベテランの先生が若い先生に仕事の魅力を伝えることを目的としていましたが、開始直後から教員からの労働環境のひどさについての訴えが目立ちました。
昔から教師は「聖職」と呼ばれ、人間らしい生き方を外に出すべきではないという風潮がありましたが、主人公の先生が「教師だって、人間だ!」と本音をさらけ出しているところがいいですね。
さらにその本音を出すところが家族や同僚など心を許せる人達の前だけで、生徒に対してはしっかり「先生」をしているというところが職業意識があって好感が持てます。
生徒たちも先生をさりげなく気遣っているところが今の子達らしく、人としてのコミュニケーション能力の向上を感じます。
私は若いころ高校の先生をしていましたが、その後は個人で学習塾を経営していたので、本音で語り合える同僚がいるっていいなぁとうらやましいです。いい仲間に巡り合えるかどうかは「運」ですけどね。