ドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」
人気が落ち目になったアナウンサーが、大学の広報担当者になる。
アナウンサー時代から危機回避能力が高く、どこからも攻撃されないような全く中身のないコメントしかしない。
しかし、転職した大学では次々と不祥事(ふしょうじ)が起こってしまう。
最初は理事たちの言う通り不祥事を隠蔽(いんぺい)しようとしていたが、本来の大学の在(あ)り方を思い事実の公表を決意した学長が超カッコいい。
こういうことって大学や学校に限らず、会社や政府などあらゆるところで同じようなことがあるんだろうなとつくづく思わされる。
空気を読み、周りと合わせ、たたかれないように無難(ぶなん)な言動をする。
日本人の多くがそんな生き方をしている中、周りと協調しながらも「これでいいのか?」と常に問いながら最善の対策を考えられる人間をこそ育てていくべきだと思う。
早期の英語やプログラミング教育だけでは決して得られない、人間的な成長をサポートしてくことが急務だ。