Eテレ「ねほりんぱほりん」で、「バ美肉おじさん」を取り上げていた。
勉強不足なので初めて聞いたんだけれど、「バ美肉おじさん」とは、VR等をつけてバーチャル世界で美少女に変身するおじさんの事らしい。
私もVチューバーになろうかなと思って1回だけ配信したから、「バ美肉おばさん」かな?
この世の中には様々な趣味の人がいるので、「へ~ こういう世界もあるんだ」と感心しながら見ていた。
「バ美肉おじさん」のプレゼンが上手で、「実際にそこにないものを楽しむというのは、枯山水(かれさんすい)のようなものだ」とか「人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)を後ろで操っている人は明らかに見えているのに、お芝居を楽しむ人は人形に集中してうしろの存在を気にしない」 だから「バ美肉」とは本来日本人に合った文化なのだという説が妙に説得力がありおもしろかった。
一番感動したのが、ある「バ美肉おじさん」のお母さんが息子にあてて書いた手紙。
恐らく奇異な目で見られるであろう息子の趣味を全面肯定している。
息子さんは大学院の時、人間関係のもつれから不登校になってしまったそうだ。
しかし、「バ美肉」の世界と出会ってから息子さんはとても楽しそうにイキイキとし始めた。そうした息子の姿を「よかったね」と認めているのだ。
しかも、「この手紙を大好きなジャズのライブを聞きながら書いています」
私と趣味が合うなぁ。いいね!
不登校のお母さん達の大変さをよく知っているので、このお母さんもどれほど葛藤があったのだろうと思うと涙が出てくる。
その無限に続くかとも思える葛藤の時期を乗り越え、自分の好きな事を大切にしながら息子の趣味も認めるなんて、なんてすばらしいんだろうと思った。
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