ニオイ 対策 | ☆㈲KICHI's BLOG☆


 

肉や、キャベツのような、生物系有機物は、ガラスなどと違い、抵抗力が弱まると、温度などの条件のもと、細菌や酵母などの微生物により、無機物へと分解されます。この現象を腐敗といいます。死んだら土へと還るワケです。人にとって、都合が良いモノが生産される場合は発酵といいます。

私たちの口の中は、細菌に分解されぬよう、唾液に守られています。それと同じように、皮膚では、皮脂【脂】と、汗【水】からなる皮脂膜で保護されています。その皮脂膜も、やがて、毛穴や汗腺内に生息している細菌によって、分解され腐敗していきます。その際、硫化水素や、アンモニアなどの腐敗臭が発生します。

足のニオイ→ 角質と汗
ミドル臭 → 乳酸を含む汗
汗臭さ  → エクリン汗腺からの汗
加齢臭  → 脂肪酸と活性酸素により酸化した脂質
ワキガ  → アポクリン汗腺からの脂肪やタンパク質を含む汗 

分解前の皮脂などの汚れは、プラスに帯電しています。普通の石鹸は、水に溶かすと、マイナスの界面活性剤となるので、皮脂などの汚れを電気的に吸着します。普通に石鹸で洗えば、汚れは落ちるのです。一方、細菌は、マイナスに帯電しているため、吸着できません。アワという網をつくり、すくって、取り除きます。除菌です。

しかし、電気的に、逆の性質を持った、プラスの逆性石鹸を使うことによって、マイナスに帯電している細菌を吸着することができます。しかも、くっつく際、細菌表面の膜を破壊し、殺してしまいます。殺菌です。ベンザルコニウム塩化物液などが、これにあたります。病院などで使われている消毒液です。漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)などのように、結核菌や、ウイルスまで、殺菌することはできませんが、薬品臭は気にならず、殺菌効果は持続性があります。ただし、プラス帯電の皮脂などの汚れは吸着できません。



 

入浴時、まずはじめに、普通石鹸で、頭、体を洗い、よく流します。次に、洗面器に、湯を半分【1~2L】溜め、その中に、ベンザルコニウム塩化物液をキャップ2杯【5cc×2杯】入れます。出来上がった溶液(100~200倍液)を、手で、ピチャ、ピチャと、頭から足の先まで、かけてやります。ヒゲや、へそのニオイが消えます。さらに10倍薄めた液で、口内殺菌すれば、指でこすると、キュッ、キュッと、音が鳴るほどに、歯がスッキリします。ただし、よく、ゆすがないと、プールの水を飲んだ時みたいに、お腹を壊します。その洗面器に、お尻を浸すと、痔なんかは、数日で治ります。痔は、傷口が細菌感染のため、治りにくくなっている状態です。細菌が、いなくなれば傷口は治りやすくなります。ただし、注意書きには、「顔面や、陰のう等には、使用しないでください」とあります。肌の弱い方は注意が必要です。

洗濯物のイヤなニオイは、洗濯機の中に細菌が繁殖し、衣服に付着することが、そもそもの原因です。ただ香るだけの洗剤を使っても殺菌はできません。逆性石鹸で、洗濯機も、衣類と洗濯殺菌すれば、即、解決です。普通石鹸と、逆性石鹸を、一緒に使用すると、マイナスと、プラスで、互いに吸着し合うため、効果が激減してしまいます。ご注意くださいませ。

衣服も 、身体も、
脂汚れを、落とすなら、普通石鹸。
細菌を、 殺すなら、 逆性石鹸。

年齢を重ねると、汗をかく機会が減り、皮脂の分泌も少なくなります。保湿の面からも、脂を落とさない逆性石鹸、たまに試してみてはいかがでしょうか。ドラッグストアなどで、500mL、400円ぐらいで販売されています。
1回分、キャップ2杯【10cc】とすると、8円です。繫殖細菌のニオイ対策、いろいろ試してみましたが、経済的にも、効果的にも、逆性石鹸が、1番だと思いますョ。