離婚して良かったことや悪かったこと。

どなたかの参考に少しでもなればと思い、私の経験を書きます。


私は…25歳で結婚、31歳で出産、47歳で離婚しました。


私の中で「塾年離婚」というのは子供が自立して夫婦2人になってから離婚…とイメージしていて、私もそこまで耐えるしかないのかなと思っていましたが、うちの場合は子供が高校生になり離婚に賛成だったので「今このタイミングで…!」とGOしました。


まさに「今でしょ!」という10数年前の流行語がぴったりです(古いと言われると思いますが、この言葉は人生の中で使える場面がたくさんあってすごく良いと改めて思います)おねがい


話し合い(というか私の一方的な申し出)は、まぁまぁすんなりといきました。

というのも、子供が小学生の時に配偶者の方には2回ほどジャブを打っていたので(離婚したいと申し出た回数)青天の霹靂という雰囲気はなく、

ここまで何度も言うなら本気なんだな…という諦めた様子でした。


引っ越し!離婚!色々な手続き!と…怒涛のようにバタバタと過ぎました。

離婚届を出した帰り道に1人で泣きました。

離婚を本格的に決意してからは14年我慢したので、ここまで頑張った自分に涙が出たんです。

前しか見えなかったし、後悔なんてもちろん微塵もなく、まだ高校生の子供の保護者として世帯主としてのプレッシャーと不安もありながらも、それを抱えてでも離れたかった元配偶者とやっと離れられたことが嬉しかったです。

子供と2人の生活が嬉しかったし、安心して暮らせました。

たまたま近所に仲の良いお友達親子さんが住んでいて、そんな安心感もありました。

よく離婚したら「スッキリする」と離婚経験者の女性から聞いていたけど、本当にその通りでした。


大嫌いな夫がいない安心感。

未来を一緒にいることが不安な夫と離れられた安心感。

顔も見たくない夫の顔をもう見なくて良くなった安心感。

そこまで嫌な人と同居してた過去…地獄ですよね。どんな罰ゲームだよ…と今も思います。


しかし…!


ここからが本題です。


離婚届を出したその夜。

私は嬉しさと同時に、不安で眠れませんでした。

そう…「お金のこと」です。

経済的にこの先やっていけるのか?

それは「何とかなる」という気楽なものではありません。


資産があるとか、いざとなったら頼れる太い実家があるとか…それなら大丈夫だと思います。

私にはありませんでした驚き


しかしやる気には満ち溢れていました。

再就職先を探し、仕事を何個か掛け持ち、頑張りました。

頑張ることは苦じゃなかったです。


自分の時間も金銭的余裕も減りました。

趣味の時間なども減りました。

生活は切り詰めました。

でも頑張れた。


しかし…翌年の夏のこと花

体調を崩して思うように働けなくなりました。

チーン…ネガティブ


恐れていたことです。

貧困母子家庭の誕生です。


結論から言うと、体調不良でもできる仕事(Web系、在宅ワーク)を増やして何とかやっています。

しかし不安汗うさぎ


これは…

離婚する時もそうだし、

そもそも離婚しなくても子供を産み育てる時に必要なことが明確だと改めて思うんですが、


◯頼れる人やお金や労力


これは必須ですね…本当に。


もしくは、頼れる人やお金がなくても、本人が絶対的な健康を維持できるのであれば大丈夫かなと思いました。ただし、健康だけでなく色々な知恵や知識は必要かも…。


金銭面でまだ余裕があった離婚前の自分が時々羨ましくなります。

うちの場合は離婚前もカツカツではあったので、今の生活に毛が生えたくらいだったので、

そこに「顔も見たくない嫌な人と同居、婚姻」というマイナス要素が加わっていた過去の自分よりは、今の自分の方がやっぱり幸せな人生だと言えます。

がしかし、その毛が生えただけの金銭的余裕があった頃に戻りたいと弱気になる時も時々あります。

今の自分がもうちょい経済的に時間的に余裕があればすごく幸せなんだろうな…。


【更に本題】


経済的なことは予想つくし、想定して離婚する人は多いと思う。


ここからは、離婚して初めて気づいた世界を少し書きます。


元夫に対して…

憎くて憎くて憎いまま一生を終える方も多いかもしれません。


私の場合、

もちろん元夫にはダメなところがたくさんあったのを許容して添い遂げるのは無理なんですが、

添い遂げなければ許容できるようになりました。(これは離婚前に多少は想定してたかな…)


知り合いだったら、別にいいんです。

面白い人だよね、彼は彼で頑張って生きているよね、良いところもあるよね…そんな風に思います。


まぁここまでは多少の想定内。


離婚してから1年半以上経った今。

私は、「そもそも男性と結婚して子育てをする際に、何を気をつけてやっていけば仲良くやっていけるんだろう?」と考えることが増え、自分がもっとこうすれば良かったのかな?と反省点を考えています。


そしてSNSやママ友さんからの情報から、うち以外のご夫婦(子供あり)の問題点でとにかく共通していることはこれだよな〜ってしみじみ思います。それは、


「妻は子育てで手一杯。夫は仕事で手一杯」


先に妻の大変さを書きます。

妻側の大変さは…今の時代ならネットでいくらでも出てくるので男性は読んでいただきたいですが、専業主婦だとしても子供1人だとしてもフルタイム勤務の独身の方より大変な場合は多々あります。


まず、子供の性格や性質によっても大変さは違います。

うちの子はあまり寝ない子で体力があり、ずーっと激しく活動するタイプだったので、こっちが休まる暇が少なくて大変でした。

ママ友さんのお子さんで、ずーっと寝てくれるとかおとなしく1人で遊んでくれるって子もいたので、その部分での親の大変さは違うと思います。


他にも色々な要因で、

子供が神経質だとか…色々な要因で子育てがとても大変になることがあると思います。

体力あって元気で良いじゃないの〜と…何をワガママ言ってるんだ、贅沢だと思われても仕方ないけど、でも私はその時に自分の体調を崩したことで今に繋がる持病になっています。

ただ疲れる、つらい、で…また復活できるならその時頑張れば全然良いし頑張れる。

でも私は命を落としかねないと思ったし、今も持病のせいで長生きは無理だと思ってるし、できないことがたくさんの身体になりました。


だからよそのご家庭と比べて「子供1人しかいなくて専業主婦なのに弱音吐くなよ」と妻に対して思うのは間違ってる。


私の場合は仕事に出かける方が楽でした。

だって専業主婦時代は、自分の食事もトイレも行けなかった。

仕事に行けば、トイレはとりあえず行けます。

昼休憩ももらえました。

その方が数倍楽だったよ…。


だから旦那さんが仕事しかしてないことが羨ましかったし、旦那さんの方が楽してると思ってた時期もある。

仕事して、仕事終われば…休みの日になれば…自分の時間って。

なんて楽な人生なんだろうって。


子育てママは24時間、休みなし。

休めても「束の間」


ここまでは妻側の大変さを書きましたが、

夫側の大変さは、私は離婚してから考えるようになりました。


責任感のある夫かどうかで変わってくると思いますが、

私が今、責任感を持って子供を養っていて…「この気持ちを世の中の子供がいる家庭の世帯主は思っているのだな」と。

想像だけと実体験するのとではやっぱり違うので、しみじみ思いました。


「俺が稼がねば…!」とのプレッシャー。

この俺が→今の私なんですけどね。


しかし仕事が順風満帆とはいかないことは、私も20代の時に会社の色々なことが見えるポジションで働かせてもらってた経験からも想像できます。


これがまた、職種やポジションや色々な環境で大変さは違ってくるから難しいけど…。


妻→職場での夫の様子やプレッシャーを知らない

夫→ワンオペ育児の妻の様子やプレッシャーを知らない。


夫婦の不仲はこれに尽きるのではないでしょうか。


今の20代の私の知人は、旦那さんが育休を長く取って新生児ちゃんを一緒に育児してると聞いて、すごく嬉しくなりましたおねがい


でも、育児と家事と仕事で稼いでくることが、夫婦でフィフティーフィフティーだという家庭って…あるのかなぁ?やっぱりまだまだ男が仕事で女が家庭の比重は多いのかな。


私はそもそも、人間という動物はメスが子育てするようにできてると今になって思う(若い時は、なんで私ばっかり…ずるい!と思ってた)


でも人間は器用だから、男性が子育てをして女性が狩りに行く(稼いでくる)こともできると思う。


できるけど、不得意という人もいる。

特に男性側は…育児と家事をするのは難しいと感じる人も数は多いのでは?


ちなみに元夫は、家事育児も稼ぐのも全部不得意…困りました。(余談)


男女だからではなく、得意と不得意を夫婦で話し合って役割分担することが本当に大事だし、


男女が均等に家事育児&社会に出て稼ぐことをするっていう令和の流れ…それに沿わないといけないみたいな日本人の悪しき同調圧力に思考停止のまま乗っかるのも頭悪い(言い方キツくてすみません)


平等と均等は違うし、半々が正義なのではなくて、

子供の養育者2人が話し合って協力して、そして家族として人間としてパートナーとしてお互い思いやることを最優先に、時には役割分担を臨機応変に変えたりとかは話し合い思いやれよと。

(元夫とは話し合いができなかったから別れて正解)


私ばっかり!

俺ばっかり!

と自分しか見えてない夫婦。


そうじゃなくて、

私は余裕ない。

俺も余裕ない。

でもそれでもお互いのことを思いやる。


それが、どちらか一方は思いやれていても、もう片方が自分のことばかり。

もしくは、2人とも自分の都合ばかりを主張。


そして、余裕がなくなるような毎日を国民に強いている世の中も悪い。


AIが進化したなら、会社なら社員の拘束時間を短くして会社の収益を上げて社員の給料を上げる。


会社がそうできるように国は税金の使い方とか税の徴収方法をちゃんとしてくれ。


そうして空いた時間を、自分だけの余暇にしないで夫婦で思いやる時間に充てるべし。結婚とは相手から搾取するためじゃなくて、思いやり労わり合い助け合うためだっつうの。


働きすぎ日本社会がとにかく全ての癌細胞。

あと、無駄な業務を撤廃すべし!!!→何が無駄か考えない思考停止の人たちが改めて欲しい。


心も身体も余裕ができ、他人を思いやり、その結果、日本経済も成長し、少子化もストップ…となって欲しいよねおねだり


ここに気づいて変化しようとしてる人は多いのかなとも思うけど、まだ気づいてない輩も多いと思うので、会社のお偉いさん達は早よ変化に協力してくれ。


話それたけどそれてないです。

いや…それたか。


とにかく、私は元夫に対して、

元夫は私のことを思いやれなかったけど、

私の方が器用だったから、私が夫の仕事を労いつつお互い思いやれる雰囲気を作ることはできたかもなって、今になって気づいた。でも私からの気遣いが圧倒的に多くなるから理不尽だけど…子供のためならそれもできたのかなとも。


だけどそのことは、離婚しないと絶対に気づけなかったし、

溝が深くなりすぎて修復できなかった。

あと、私がそこを頑張ってもやっぱり無理だった可能性もある。


世のご夫婦で、お互いを思いやれる可能性が残されているのなら、そうした方が良いなと思った。

(無理という声が聞こえてきそうですが)


わかりきってる内容であまり為にならない話になってしまってすみません。

お読みいただきありがとうございましたビックリマークおねがい