外側から壊されて、壊されて

もうボロボロで粉々なのに

まだ残ってて

そして内側からまた壊れていく

それなのにまだ残ってて

どうしたらよかったの?

 

粉々になったカケラは

再び外側から繋ぎ合わされた。

そうして内側が守られ始めた。

 

抱きしめられると安心する

人は生まれる時も

死ぬ時もひとり

だから生きているうちは

ひとりにしてはいけない

ひとりになってはいけない

 

ひとり、

ヒトリ、

一人

 

また、一人

 

助けてと言えばいいのに

誰に?どこに?どうやって?

やり方を知らなければ

他人がどんなに簡単だと思えることも

できない

ずっと手を差し伸べられてこなかったなら

なおのこと

暗闇は暗闇のまま

光があることなんて

知らないのだ

 

初めて知った光を

彼女は反射させた

その光を浴びた者が

その光を途絶えさせることのないように

その光を奪われることのないように

 

光から光へ

眩しくひとりひとりが

照らされますように