「金属のかたまりなんかより、

人間の頭脳のほうがずっといいと思うんです。

計算機なんて、ただの金属のかたまりなんですもの」

 

主人公のマチルダはとても聡明な少女です。

これは彼女が教室で暗算を披露した時のセリフです。

 

私は計算が得意ではなかったので、

計算機やそろばんを習っている友達に

頼りきりでした。

 

でもいつも素早く計算をする友達を

うらやましく思っていました。

 

反対に私は記憶力が良かったので、

英語の教科書を丸暗記して

宿題をしていました。

そうすることで教科書を出し入れする

時間を省いていました。

なんという面倒くさがりでしょう。

 

私たちが持っている頭は

マチルダが言うように

これ以上ないいいものだと思います。

 

頭は色々な考えを生み出したり、

現実にはあり得ないことを

想像させてくれたり、

大切なことや思い出を記憶してくれます。

 

頭脳の代わりになるものを

世界は生み出そうと研究を続けていますが、

私たちはすでに持っています。

 

持っているなら使わない手はありません。

人工知能はとても高いですし、

私たちが持っているものにはかないません。

 

現時点で私たちの脳には限界がありません。

人工知能にはまだ超えられない壁があります。

 

それに自分の頭で考えて思いついたことは

あなただけのものです。

誰にも盗まれる心配がありません。

 

脳は本当に素晴らしいものですね。

 

 

チャーリーとチョコレート工場の秘密と

同じ作者、ロアルドダールの本です。

ロアルドダールの作品は

ブラックユーモアが多く、私は好きです。

英語を学んでいる方は原書で読んでみるのも

おもしろいと思います。

今回も生徒が貸してくれました。

いつもありがとう!