オカンの嫁入り
酔っ払って連れて帰ってきた若い男性と結婚すると言う母親。娘は会社のエリートに乱暴され、電車に乗れなくなる。その男は金髪で、おばあちゃんに引き取られて苦労して育った。自分を探して倒れたため、おばあちゃんの口にした俳優の金髪を真似てやっていた。電車に乗れるように、一緒に白無垢を見に行こうと言う母親に対して、出て行ってほしいんだと言い、引っ叩かれる。母親は貧血で倒れ、癌で余命一年と知る。言いたくなかったんだもん、と無邪気に言われ、楽しい今を過ごすことを希望する。必死で電車にのり、母親の白無垢姿を見る娘。最後は隣のおばさんや、ずっとプロポーズしてた医者が家に集まり、メガネはどこだと探す医者の日常的な風景で終わる。
宮崎あおい、桐谷健太、大竹しのぶ
★★★★
なかなかいい映画。電車に乗れなくなったら娘の辛さもわかる。いいセリフも多く、死ぬから受け入れるのかとか、プロポーズの言葉で100年いるよりあなたと一年いる方がいいとか。