金メダル男
小学校のときに一番になったことから、全てで一番をとろうとする主人公。無呼吸の水泳、コテだけの剣道で活躍するも、それ以降は何も活躍できないようになる。高校ではやっと友達ができてバスケ部に入るも下手と言われて、中庭で表現部というのを始める。奇異だったが人気を博し、部は栄えていく。東京に出るもうまくいかず、太平洋横断をめざすが、遭難し、無人島にたどりつく。おかしくなりそうになりながら、日本に戻れ、時の人となる。講演をしていくが、人気が下がっていが、そのマネージャーが自分の刺激を受けた元アイドルと知り、結婚する。そして次はふたりで一番を目指す。垂れ幕のパフォーマンスで一時的に成功するが、またうまくいかなくなり、子供の金メダルのプレゼントに泣いたりする。失意の中、妻が送った写真でグランプリをとり、写真家として地位を確立する。故郷に戻るが、初恋の人は病気でなくなってたり、親友にあったりと人生の進み具合に切なく感じる。主人公は地位に固執せず、また新たな道をチャレンジしていく。
内村光良、知念侑李。★★★
人生をすごく味あわせてくれる。50歳も過ぎると切なかったり、はかなさを感じる。でもまたチャレンジしていく主人公に何かが見える気もする。