宝塚星組千秋楽『RRR』鑑賞

 宝塚星組『RRR×TAKA”R”AZUKA〜√Bheem〜』千秋楽をライブビューで鑑賞。インド映画で知られている『RRR』を宝塚版にリメイクされた。イギリス植民地時代のインドを礼真琴演じるビーム視点で物語が展開する。約3時間の映画を90分のミュージカルに構成し直している所から友情と使命に重点を置き、宝塚特有のトップ同士のロマンスは非常に薄く描かれていた。しかしビームを追いかけていた警察官ラーム(暁千星)とのナートゥはそこまで足を上げて踊るのかと言うくらいエネルギッシュに踊り素敵だった。イギリス人の中でも心あるジェニファー(舞空瞳)の婚約者ジェイク役の極美慎が奮闘していた。

 続いてレビュー・シンドロームの『VIOLETOPIA』で目を引いたのは「サーカス」の場。ここでも極美が光っていた。ショー自体は今一テーマ性が見えず、トップが地味に見えてしまったのが残念だった。