ミュージカル『メリー・ポピンズ』観劇
久々に子供を含めた老若男女のいる劇場で観劇をした。それだけジュリー・アンドリュース主演、シャーマン兄弟作曲の1964年に公開された子供のためのミュージカル映画の印象が根強いのであろう。その後2004年に新たに作詞、作曲が加わりキャメロン・マッキントッシュとディズニー共同制作でミュージカル化された。
ロンドンの街並みが描かれている紗幕がオープニングで上がると、その建物と同じ場所にスイングたちがポージングしている。奥からバンクス一家の家が前面に出てくると同時にドールハウスのようにセンターから家の壁が開き、中の様子が見える。一気に『メリー・ポピンズ』の世界に引き込まれていく。
シルエットで視覚的に印象付けている場面がいくつかあり、映画ではできない舞台ならではの演出である。また、銀行の幾何学的な美術や薄暗い公園から色鮮やかな公園への移り変わり、モニュメントの踊りなど、マシュー・ボーンの演出に似ていると思い調べてみると、このミュージカル化するにあたり、ボーンが共同演出で加わっていた。
笹本玲奈、小野田龍之介2人の率いるタップシーンや馴染みのある曲と共にワクワクさせてくれる。特に「スーパーカリフラジリステッィクエクスピアリドーシャス」は躍動感があり、ポピンズがバンクス家を去る際には歌舞伎さながらの宙乗りで客席を越えて去っていき、最後まで釘付けとなる舞台であった。
