東京都内のエイズウイルス感染者 20代で過去最多
- NHK


というニュースが今日発表されました目

要点はというと、

○東京都内で去年1年間に、新たにエイズウイルス(HIV)の感染が確認された20代は148人と過去最多(去年より45人増)

○エイズ発症した患者を合わせると前の年より43人増えて512人(過去3番目に多い)

○このうち、96%に当たる496人が男性で、感染経路では性的接触が大半を占めていると推測される

○東京都は「若年層の間でエイズ予防のための知識が不足しているので、今後、啓発活動を強化するなど対策を徹底したい」としている


ということです。

啓発活動を強化していきたい、というのは、NPOとしてもぜひ協力をしたいと思うところですが、
ただ、感染者が増えたということは、教育や啓発キャンペーンによって、自主的に検査をする人が増えたという見方もでき、「知識不足」と結論付けるのはやや早計な気もするのです。
(知識として知っていても行動が伴っていないという場合も多くあるように思うので。蛇足だけど、小学校でもエイズの勉強するらしいけど、感染経路の性的接触は教えないらしい。せめて性器同士の接触ってくらい書いてもいいんじゃ。。あせる
むしろ早くわかってよかったね!っていう。
今はHIVに感染しても、早期発見・治療でほぼ健康な生活が送れるような医療が発達しているってこともあります。

とは言え、エイズ発症患者も増えているし、日本におけるHIV新規感染者数は年間1500人ほどいるのですが、1992年までは海外での感染が主であったのが、それ以降は国内感染が大部分だそうです。
そして、男性同性間性的接触による感染が全体の実に約7割を占めます。

その意味では、アイドル使って国民全体の啓発活動にお金をかけるよりかは、ハイリスク層へ対策をどうするかを考えた方が早い気が・・。

たとえばゲイ用のSNSに性感染症検査結果の登録をするとポイントアップとか(結婚相談所のブライダルチェック結果を載せるみたいな感じで)ゲイバーに検査結果持っていくとクーポンプレゼントとか。。って発想が超ミクロ!!ダウン

専門の研究者が私の浅はかな知識よりもずっとずっと深い知見をもって長年研究しているテーマだと思いますが、先進国で感染者が増加している数少ない国である日本。他

先進国との対策の違いにはどういうところがあるのか、それがなぜ日本で実施するにはハードルがあるのか、興味深く思います。


☆正しいコンドームのつけ方は、こちらから動画でご覧いただけます☆


参考サイト:国立感染症研究所