してきました~!

$あすかのLIVE LOVE LAUGH!!

自由を愛する大人のためのテレビ「BAZOOKA!!!」は、
本気で世の中にぶつかるエッジでラジカルな社会派ドキュメントバラエティ番組です。
毎週月曜日夜10時からBSスカパー!にて生放送でございます。

今回はヤリマン概論ということで、「ヤリマンの是非」を徹底討論!朝まで生ヤリマン!!
ってことで、現役ヤリマン女性3名をゲストに性の専門家がその是非を問うという主旨。

AV監督の代々木忠氏、産婦人科医の宋美玄氏、世界性文化評論家の渡辺ひろ乃氏にならび、まさかの私。
いいんすかBAZOOKA!!!さん。。けどスタッフの方々、こんな私に本当にびっくりするほど感じのいい方ばかりでした。
今回、大変お世話になっている方、というか、性教協の金子様にまず出演依頼の話がいったそうなのですが、その際「若くて最近活動している元気な女性がいる」とご推薦くださったというのが経緯。(言ってOKなのかしら。まぁいいか。)日々の人とのつながりを大事にしたいと再認識した今日この頃でございます。

さて、今回のヤリマン討論ですが、不特定多数の人と性行為をする女性をヤリマンと定義付けし、その是非を問うという討論スタイルのものでした。

が、想像以上にヤリマンの方たち(それぞれ何百人斬りしてるケタ違いヤリマンの方々)があっけらかん、かつ罪悪感なく、後ろめたさなく、ご自身の性的好奇心の赴くままに生きている姿に結構衝撃を受けました。
小藪さんがポジティブヤリマン、ネガティブヤリマンと申していましたが、まさに皆さんポジティブヤリマン。

お三方によって言い分はそれぞれでしたが、
「プチプチをつぶす感じ」
「ゲームでスライムを倒す感じ」
「この人はどんな感じなのか見てみたいと思う」
「している最中は相手をいとおしく思う」
「尊敬する相手としかしない」
と行為に及ぶ理由は軽かったり、真剣そうだったり様々。

で、3人中2人は結婚、出産(子持ち)、離婚の経験アリという。

「一人Hと同じような感覚で性行為に及んでいるのでは?」と代々木監督がおっしゃっていましたが、なんかその表現がしっくりきました。

おもしろいと思ったのは渡辺ひろ乃さんの指摘。
「ヤリマンがすぐカラダを許すことで、男性が努力を怠るようになり、女性の社会的価値が相対的に下がる」ということ。
たしかに台湾の脳科学者の調査でも、つきあってすぐ肉体関係を結ぶカップルは、3ヶ月以内に80%以上が破綻すると明らかになっています。

私が思ったのは、なんか人の性的嗜好について口出しするのはおこがましいですが、「どれだけリスクを認識しているのか?」というのと、「将来どうするのか?」ということ。
宋先生の主張に近く、ほぼ私の言いたいことは先生に言っていただいたのですが。
必死に避妊法のフリップ出した自分乙。
ちょっと考えたことをそれぞれまとめてみました。

●リスクについて
主に、望まない妊娠と性感染症のリスクが挙げられます。
コンドームの失敗率は3-14%(※1年間に100人の女性が一般的な使用で14人、確実な使用で3人妊娠する)あり、コンドームだけの避妊では望まない妊娠に至る可能性が高いと言えるでしょう。
ただ、低用量ピルを飲んでればいいかといえば、それでも性行為をする以上妊娠の可能性は0にはなりません。

性感染症は症状が無自覚のものも多く、ほうっておくと不妊の原因になるものもあるし、HIVや子宮頸がんはそれこそ命に関わることです。

子供がいるならなおさら、気をつけてほしいところです。

っていうか、多分ご自身の気付かないところで病気の蔓延に一役買っている気がしてなりません。
そこまでくると、社会悪になっちゃいますね。

●将来について
今は若くてお相手の男性も豊富にいると思いますが、年を重ねていくにつれて、相手となる方も減っていくと思います。そのときは何を生きがいにするのでしょうか?
また、子供がいるのなら、なおさら自立した経済的基盤を持つ必要がありますが、いま性生活中心でその準備や心積もりができているのか、いや、できていないんじゃないか、という心配があります。

あとそもそもそんな軽いメイクラブばかりを楽しんでいると、本当に信頼関係を持って男女のお付き合いをすることはできないのじゃないのかなと思います。
信頼できる人と愛し愛される関係を築くことはある意味人類最大の幸せなのに、それを安易にカラダを許すことで遠ざけてしまうのではないでしょうか?

ネガティブにメイクラブに依存していなければヤリマンはいいのか、セーフセックスならヤリマンはいいのか、子供も結婚もいらない人生と割り切っていればヤリマンはいいのか、詰められると正直「私の知ったことか!」と思ってしまいますが(ぶっちゃけすぎか!?)、性的欲求を満たしあう存在よりも、自分自身を丸ごと認めてもらう存在がいた方が幸せ度が高まるのではと思います。
自分の子供がヤリマンだったら、「本当にそれがあなたの幸せだと思うの?そうしていくことがあなたを幸せにすると思うの?それは即時的には満たされるかもしれないけど、ずっと続く平穏からは遠ざかるかもしれないと思うけど、どう思う?」と聞いてみるかもしれない。


●性教育について
あとヤリマンの方達と話していると、もう何を言っても無駄と言うか、ヤリマンの耳に念仏というか、自分自身が性的にアクティブにあることに頑なに肯定的なスタンスができてしまっているから、こちらからどれだけ働きかけても彼女達にはありがた迷惑にしか聞こえてないんじゃないかと途中から思ってしまい、そうならないためには、若い感性豊かなときに、まずはリスクを教えた上で、「どんな時に、どんな人と自分が行為をするか」という判断基準を考えさせた方がいいんじゃないかと思いました。

性的欲求を満たすには性行為まで至らなくても、セルフプレジャーもあるわけだし。

けど、改めて思うのは、相手が一人ならどんだけやっても「あらお盛んなのね」くらいにしか思わないけど、その相手が複数になった瞬間話は変わってくるよね。
結局は特定の相手と信頼関係を築くのが苦手で深いコミュニケーションを意識的に避けているんじゃないかと思うのだけど、真相はどうなんだろう?

長くなっておきながら、結局最後締りが悪いですが、皆さんはどう考えますか?