職場の私の隣にいる女性は、前を見ていても周囲に目や耳を向けていて、隙がない。
私は目の前の仕事に集中しているから、基本はあまり周りの会話が耳に入らないし、入っても気にしない。
だけど、その方は例え別の場所から帰ってきた時でも、その時他の人が話していた会話をしっかり聞いている。
途中で「〇〇さんに聞きたいのだけど」と話しかけられて、「はい、聞いてました」と言う。
……
え、怖い。
その方、私の引き出しに大きめの箱があることや、甘いものが入っていることも知っている。
やめてほしい。
他人の机の引き出しって、目に入っても普通見ないけど。
なんで人のプライベート空間を見てるんだ。
しかし、多少は見習わないとなとも思っている。
誰かが話していて、自分に関係することの話題になったら聞いた方がいい。
別の誰かに話しかけた話題でも、自分に関することなら聞かないといけない。
正直、私に用があるならはっきり私に話しかけてほしい。
そうでないなら関係ないこととして、一切聞きたくない。
それが本音ではある。
人の話や机の中を見ている人は、いつも外を歩いている時も無関係の人たちの話す話題に耳を傾けているのだろうか。
私は自分と関わりのない人の話は全然聞かない。
人と一緒にカフェに行ったとして、さっきまで隣に座っていたカップルの話題どう思う?みたいに聞かれるんだけど、聞いてない。
ちなみに人の顔もあまり見ない。
そういう無関心すぎるのもよくないなぁとは自覚しているけど。
くだらないところに意識を持っていきたくないし、人の情報に敏感なのって品がないと思ってしまう。
まずはその意識があって、目や耳を周囲に向けることが難しい。
だけど、他人の話すことはくだらないとも限らないし、そうして情報を集めることも大切なのだ。
嫌だけど、頑張って自分の視野を広げようとは思っている。
自分の短所や弱点を知って、それを克服したり、別のところで頑張ったりすることで、いい人間になれる気がする。
5年後くらいにはもっと明るく楽しい生活になっているかもしれない。
今のところ、5年前と比較しても全然明るくなってないので成果は出ていないようだ。
方向性が違うのかもしれない。
いろんな人生の教科書があって、歩みたい人生のゴールへの向かい方が書かれていればいいなと心底思う。
自分ですべてを決めるのは、難しいな。